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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

パタゴニア Patagonia が何故こんなに流行ってる?

誰もが一度は耳にしたことがあるパタゴニア。オシャレとして、機能として、それぞれに求めるものは違いますが、昔からそれなりに結果を残してくれそうな、何となくな信頼感があるブランド。

 

一時はトレントシェルジャケットを筆頭にオシャレな着こなしの先頭に立って頑張っていたこともあるパタゴニア Patagonia 。だけど、ここしばらくはそれほど派手な活躍量は見られず、ただアウトドアミックススタイルなんかの定番かつそれほどオシャレに興味ないけどそれなりに小マシな格好でいたいな、なんて時には便利に使えるブランドとして地に足のついた展開であったと思います。

 

同じアウトドアといっても、ノースフェイスやラブのような若い層や見かけにこだわりたい人よりは、もっと大人な落ち着いたスタイル、どちらかといえばミレーにも通ずるような印象スタイルを進みつつあるようなパタゴニア Patagoniaであったのですが、最近その様子が変わってきました。

 

というか私の印象ではいきなり180度変わったみたいな。

この秋になって何故かレトロXの話題が暴発気味なんですね。それもジャケットの方。

 

パタゴニア PatagoniaのレトロXといえば、知ってる人は知っている、知らない人は知らないが、アウトドアファッションでは当たり前の存在。胸のポケットが配色になっているのが特徴で、これまでユニクロを始め数多のブランドがそのデザインをパクってきた伝統と思い出のレトロX

 

レトロXはジャケットとベストがありますが、アウトドアミックススタイルにおいてレトロXベストはとってもとーってもオシャレ、と言われてきました。レトロXといえばベストのことであり、ジャケットはあくまで派生的な存在。ああ、ジャケットもあるのね、みたいな。

 

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ところでユニクロとENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)のコラボ発売日行ってきたんだが さすがな売れ行きにビックリ

本日1011日、皆さんお待ちかねのユニクロ and ENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)のコラボフリース発売日ということで、早速私行ってまいりました。

 

とはいっても、朝一番にというわけにもいかず、時は既に午後の7時を回った頃合い。どうでしょう、春のポロシャツの出来と売れ具合から見て、まだまだ在庫余裕の中からゆっくり選ぼうかというようなお買い物状況が予測されるところではありますが。

 

そんな平日のお仕事帰りのユニクロ。金曜の夜でもあり、しかし台風が接近する最中、ある種の緊張感も含んだ中で展開されるENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)コラボの売り場の光景は、おお、これぞ大型コラボの姿?とでもいうような賑わいが一部の商品に限って見られておりました。

 

その商品とは、注目度も高かったフリースコンビネーションジャケット。発表当時はそれほどでもなかったはずが、発売日が近づくにつれて注目を集めるようになった理由は、あのブランドの有名アイテムを彷彿?とさせるデザインにあるといえましょうか。

胸のポケットの素材切り替え。色については同系色でまとめているため配色の切り替えと言えるものではないものの、あのジャケットのイメージを重ね合わせる人がいたとしてもまあありえない話ではないだろうというぐらいの雰囲気を醸し出している。

 

そのジャケットとは、もうおわかりでしょう、パタゴニアのレトロXジャケット。まあでも、やっぱりレトロXの代わりとするにはちょっと無理がありそうなんですけどね。

とにかくそのフリースコンビネーションジャケットの人気がすごい。とにかくみんなカバンを置いて試着する。後から来た人も迷わず試着。みんな試着。一気にあれほどの数の人が試着するユニクロ店内をこれまで見たことがありません。それはメンズ商品でありながら、女性客も男性と同じぐらいいてみんな試着するんです。

 

そしてどうやら女性にとってもSサイズは好みでないらしい。そう、売り場にはSサイズは普通に残っているんです、各色とも。しかしMLはほぼ売り切れ。カラーによっては少し残っているものがあったとしても、一番人気らしいオリーブについてはSしか残っていない!!

 

Lサイズはもうないんですか?と店員に尋ねる女性客も多く、その声はどこか懇願するような響きを伴い、無言でSサイズが並んだハンガーの中にLサイズがないかと探しまくる男性客の顔はどれも切羽詰っているかのようで、ここまで「欲しい」と思わせる商品を作り出したENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)にはもう流石という言葉しかありませんね。脱帽!

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ユニクロとENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)のコラボを着るとオシャレになれそうな気がし始めましたか。

そしてENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)ユニクロのコラボは秋冬も行われるのであった。春のポロシャツは発売後2週間ほどで限定割引という驚きの展開をみせたガーメンツコラボ・座・ユニクロ。正直ENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)のデザインがユニクロの民に理解されたとは思えないところがもどかしい。

 

だからこそ、ENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)ユニクロのコラボには少しは触れておきたいのですね。別に私自身それほど期待してるわけでもないですけど。皆さんどーですか。

 

ところでENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)といえば異素材切り替えよね。ガーメンツらしさといえば他にも色々あると思うんです。でもそれは重厚さだったり、他より高めの価格設定なりの質感といったもの。言葉で言い表しにくい部分なのです。でも異素材切り替えはわかりやすい、言いやすい。ここが切り替わってるでしょ、って言いやすい。

春夏のポロシャツに続いてエンジニアードガーメンツ の十八番な切り替えデザインよ

pic via uniqlo

 

そんなわかりやすい切り替えデザインなフリースをしっかり用意、さすがユニクロ抜かりありませんね。さて、この切り替え。ENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)らしいと思ってもらえるのか、単に安っぽいと思ってもらえるのか。

 

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SUPREME 2019AW 立ち上げの勢いと、余裕なお買い物の成果はみなさん満足度高しかな

シュプリーム2019年の秋冬バージョンがいよいよ立ち上がりました。

 

とはいってもオンラインの話で、実店舗の方は先週発売となっておりますが。

 

今回のオープニングラインナップ、あまり目を引くものがないながらも、SUPREMEの立ち上げということでそれなりの盛り上がりにはなるんでないかとは思ってましたが。

 

先週の店舗立ち上げ時にもいつものように大量の参加者がいたようで、並びの量を見るとまだまだ勢いはあるのかな、という予想も。

 

しかし、目玉商品というのがアウター類には見られず、TシャツのメアリーフォトTがなんとか話題を支えているという状況に、私もあまり興味が薄れていたことは確か。何ですけど、たまたま土曜日11時直前に気が付いてちょっとPCの前でのぞいてみましたよ。

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メインアトラクション MAIN ATTRACTION なこと

どのくらい人気になる? 受け入れられる? どんな反応?

 

興味津々

 

 

惜しまれつつもブランド休止となってから1年経過しようというラウンジリザードが、名前を変えて新たに再スタート、じゃないのかな、どんなんかな。

 

ラウンジリザードはラウンジリザード、こちらメインアトラクションは、一から新しく登場のブランドですよーという姿勢でいくのでしょーか。それとも次世代のラウンジでいくのか、その辺りは私知りませんけど、とにかくラウンジリザードのデザイナーが新たに立ち上げたブランドである「メインアトラクション MAIN ATTRACTION 」がこの9月より立ち上がるとのニュースが駆け巡っておるようです。

 

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2019-2020の秋冬が早くもスタートですが

今年は6月末から始まったセールの勢いが中途半端なまま、ときにナチュラルに始まる2020年に向けての秋冬デリバリー。

もちろん今の季節は今からでも着れるアイテムというのはお約束。薄手のカットソーやジャケットが所狭しと軒を連ね、袖を通してもらいたい、即戦力と言ってもらいたい。

なんだか早いと感じるのは何故なのか。いつもなら、もうちょっと遅く?そんなこともないか。夏のセールが終わればすぐに秋冬にシフトするのは毎年のことですし、だから真夏の8月暑い日に、半袖Tシャツが売ってないなんて話は前々からされていた。

だから消費者の意見を取り入れることに過剰に必死な今のご時世なんだから、季節に合わせて今欲しいものを売れと。夏は夏のものを売っておけと。秋物なんて、9月入ってからでも十分間に合うだろう、近頃の気候をみれば。

 

しかし頑なに季節前倒しでリリースする業界。そして秋冬立ち上がり。ここで買っとかないともう買えない。ノースフェイスやストリート系ブランド、そしてスニーカー業界のような露骨な品薄商法ではないにせよ、やはり立ち上がりを狙って店舗に向かわないとというプレッシャーは今も健在みたいですね。

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令和のオシャレとファッションはアパレル産業の挑戦次第、と言いつつ技術と強みで利益とファンを増やすには

2年前の服でも新しい

新しくなければ駄目なんだ

 

トレンドと向き合いながら、独自のスタイルを貫ける武器があるかなんだ

 

誰が言ったか知らないが。

 

販売し続ける服がある。トレンドがどうあっても変わらぬ魅力を持ち続ける。そこにシーズンという考えはない、売れ残りもない。

そんな服なら買った後も長く使える。来年も再来年も。そして評判が上がればもっと売れる。

 

作って売って、安売りして、それでも売れなかったら捨てるサイクルとおさらば、あpれる産業の未来を アーカイブ

 

川上、川中、川下という分業体制にメスを入れ、生地から作って、デザイン絵柄も自分たちで決めて、開発にじっくり時間をかけて良いものを作ったら、それをじっくりと時間をかけて販売するのだ。

1シーズンで売り切らなくてもいいから、売れ残りの概念もない、しかし定番というのでもない。ただ、モノとしての価値。その価値がずっとある。そんな服こそ、着たい服。

 

服の価値はそのシーズンのみとされてきた。去年の服は着られないという価値観が蔓延し、消費者も踊らされて買う、買う、セールでさらに買う。

残るのは疲弊。消費者の疲弊。売り手の疲弊。互いに何も残らず、得るものもなく、経験が何かを生み出すこともない。

 

そこに現れたインターネットからの情報共有化社会において、そんなに必要?てな考えも広く共有され始め、断捨離だとかユニフォーム化だとか、服装に対する考えの多様化が促進されてきた。

 

服にかけるお金の割合が減り、本当に必要なもの、良いものが求められるようになる。一方でプチプラファッションでオシャレだとか、安いファストファッションで十分という意識も拡散していく。

それは従来の、シーズン毎に新作を追いかけ、それなりのお金を使って服を買うという消費活動が縮小していく未来。

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