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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

NIKE AIR MAX を使ったコーディネイトを考えよう ~ ハイテクスニーカーはもっと活かせる

スニーカーブームで幕を開けた2015年のメンズファッションシーンですが、まだまだスニーカー人気は衰えません。真夏の間はサンダルやエスパドリーユに主役の座を譲ることがあるとしても、その先秋以降のメンズファッションスタイルではまた活躍の場が増えるでしょう。ショップの別注などにも注目していきたいところですが、全体としてはオーソドックスなデザインのスニーカーがメインとなる流れが続いています。

今のファッションのキーワードであるノームコア、つまり、自然な肩肘張らないスタイルであり、頑張ってオシャレしてるように見せない、というスタイルですね。ちなみに、「自然な肩肘張らない」というスタイルとして"エフォートレス"というのが、ノームコアの次に来てるんですよという見方のサイトもあるようです。エフォートとは努力という意味だったかな?、確かWEB用語でベストエフォートという言葉がありましたね。エフォートをレスするので、つまり「努力しない」スタイルということですね。

 

しかし、そうなるとノームコアとエフォートレスって大体同じことじゃないの?と思うのですが。言ってる当人たちには明確な違いがあるんでしょう。まあ、こんなことだからファッションってお高くとまってわかりにくいもの、という印象が続くのですが。

 

 話が逸れましたが、そのノームコアの流れでローテクスニーカーの方がファッションシーンの中ではメインとなっていきそうなのです。しかし、あくまでそれはローテクが注目されてますというだけで、何もハイテクスニーカーを履くのがダサいとかいうのでは、決してありません。より今のオシャレに近づこうという人たちもいれば、至って普通に好きなスタイルで過ごす人もいます。ハイテクスニーカーをずっと履き続けるのも、その人にとって自然なスタイル。本当のノームコアとはその語源のとおり、Normal + hard-core 筋金入りの普通。つまり、普通に好きな格好をすることであり、ハイテクスニーカーがいつものスタイルならば、それがイケてるファッションスタイルになるのです。

と熱弁はおいといて、今回はそんなハイテクスニーカーの着こなしについて語ります。

 
NIKE AIR MAX に代表されるハイテクスニーカー、その特徴はファッションの面からいいますと、カラフルな色使いが真っ先にあげられます。2色、3色使うのは当たり前、中には黄色にオレンジにグリーンに青と4色使ったものやさらに5色目、6色目までいこうかというものまであるのがナイキエアマックス。念のために言っておきますと、これらは白と黒は除いて数えた数です。ファッションで色を使うといったときには、基本白と黒は除いて考えることが多いです。コーディネートで黒のジャケットに黒のデニム、白シャツに青のニットといった場合は、青の一色使いと言います。ご参考までに。

 

また話が逸れました。そんな多色使いのハイテクスニーカー、どういったスタイルに合わせるでしょうか。デニムにTシャツといった格好に合わせるのが一番よく見られますね。もちろん、それでもいいのですが、ハイテクスニーカーをおしゃれに履きこなすにはどうあわせるか、という切り口で見ていきましょう。

 

ナイキエアマックスのようにカラフルで明るい色使いのアイテムは、先ほどのTシャツやデニムといったオフカジュアル全開スタイルで合わせるよりも、モノトーンなどのシンプルなコーデに合わせるのがオシャレに履きこなす秘訣となります。例えば、テーラードジャケットにスラックスというスーツスタイルの革靴の変わりにハイテクシューズを持ってくるのです。これだけで、一気にこなれた雰囲気に変わってくれます。


ハイテクスニーカーのイメージはスーツと正反対ですね。その正反対同士を組み合わせることで、ミックススタイルが生まれるのです。ファッションの基本はミックススタイルです。そして意外性があれば、それが魅力に見えるのです。何でも想像がついてしまう人より、意外性のある人の方が魅力に感じたり、もてたりしますよね。それと同様です。 

 

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 かなり派手なスニーカーをセットアップに合わせた典型的なスタイルです。スーツをスニーカーで外すということですね。この写真ではダブルのスーツに加えてハットを被っています。ハットは大人スタイル構築アイテムなので、ダブルスーツと合わさってオンスタイルが強めになるところですが、デニムの腰巻きでオフスタイルを加えてバランスをとっています。もし、これがシングルジャケットならば、デニムの腰巻きはない方がスッキリするかもしれませんね。 

 

次にセットアップ以外のコーディネートを考えてみますが、オシャレに見せるためにここでもミックスを考えます。派手なハイテクスニーカーのイメージはどんなものでしょう。元気でポップ、ストリートっぽい、スポーティなどが思い浮かびます。ならば、これと異なるイメージの服装を持ってきましょう。
モノトーンでまとめたスマートなスタイルや、シンプルでナチュラルなスタイルといったところでしょうか。 

 

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 こちらレディースですが男性でも参考になるスタイルでしょう。黒のライダースに黒スキニー、インナーにグレーを持ってきたコーデに、ピンクのAIR MAXという組み合わせ。ハードなファッションにキュートなアイテムという、まさにミックススタイルです。正反対の性格のアイテム同士のコーデが思わず目をとめてしまうほどの魅力を放つ好例ですね。


このように、オシャレの基本はミックスであることを意識しながらコーデを考えていくと、自分なりのアイデアも出てくるだろうと思います。ミックスとは違うジャンルや性格のものを合わせることです。今手元にあるアイテムがどういったジャンルのものか、どういった性格のアイテムに見えるだろうか、ということをまず考えるようにしましょう。

ジャンルであれば、

 スーツスタイル
 アメカジ
 きれいめカジュアル風
 モード系ブランドのもの
 アウトドアブランド
 スポーツブランド
 

性格であれば、

 派手な色使い
 シックなイメージ
 ポップなアイテム
 アートっぽい
 ストリートっぽいデザイン
 バンドTシャツ

のように、大体で構いませんので自分でイメージを持つようにするとよいでしょう。

何だか面倒な気がしますか? 大丈夫です。こういうのはやっていたらそのうち慣れてきます。そしてそうなれば、自分でコーデを組むのが楽しくなり、服装に対する自信もついてくるでしょう。

 

それと、ミックスの割合というようなことを細かく語っているサイトなども見受けられますが、私の考えは「細かいことは気にするな」です。大体混ざってたらいいのです。慣れてきたら微調整の感覚も身につくでしょう。人は誰でもセンスがあります。センスがないと思わされてきただけなんです。それが証拠にいい物はすぐ売り切れます。それは多くの人が見る目を持っているからです。ただ、いい物の組み合わせ方がわからなかっただけの話です。


いや、そうではありませんね。本当は、いい物をミックスして組み合わせるという考え方があること自体を教えられてこなかっただけです。その考え方を知った今は、

誰もが本来持っている自分のセンスを活かしながら、着こなしを楽しめるでしょう。

 

ちょっとまた、話が逸れてしまいました。スニーカーの話に戻ります。夏が過ぎて秋、冬になれば、服装のアイテムが当然のごとく増えますね。アウターであったり、マフラー、手袋といったように。そこで取り入れてみたいのが、スニーカーと他アイテムの色合わせです。

 

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最後にこのコーデを紹介します。すみません、これもレディースです。メンズにもいいコーデはたくさんあるのですが、何故だか目に付いたのがこれなのです。今年2015年のトレンドであるという理由だけでなく、青はやっぱりシャープでかっこいい色です。この色あわせは上のコーデよりも、メンズに取入れやすいでしょう。

こちらも黒スキニーに黒の細身のアウターですね。派手な色のスニーカーにはやはりモノトーンで合わせる方がしっくりきます。青主体のスニーカーですが黄色も結構目立ちます。タイトなシルエットの着こなしで、膨張色とのバランスも取れています。ただこのニューバランス、ローテクタイプなのですが、派手な色のスニーカーコーデということで取り上げてみました。

ちなみにブルーとイエローの色あわせもいいものです。落ち着いた青のアウターで、インナーを黄色にしてみるのも面白いですよ。

 

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