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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

2015 メンズファッション 夏服着こなし おすすめコーディネート 白シャツ、白Tシャツに黒アイテム

近畿、関東甲信と梅雨明けの情報が入ってきました。みなさまのところはどうでしょうか。ということで、いよいよ夏本番ですね。

 

真夏は、ラフに過ごしたくなります。ただ、ラフなアイテムをそのまま身につけてしまうのも、あまり格好よくないものです。ただ、周囲はほとんどそのような格好だったりするでしょう。


そのため、普段はあまり気にならないのですが、ひとたび服装に気を使う場面になったとき、どうしたらいいのかわからなくなることがあったりします。いつもTシャツに短パンやイージーパンツといった同じようなスタイルなので、それ以外のスタイルが思いつかないのです。

 

こういったことを回避するためには、普段から適当にきれいめアイテムなどを取り入れて、慣れておくのがいいでしょう。別にきちんとコーデ出来てなくてもかまいません。それを気にすると面倒くさくなってきますし、また元々気を使わないラフな格好であるならば、それより変てこな格好になる事もあまりないでしょう。鏡で見てどうしてもおかしいと思えばやめておけばよいのです。

 

とにかく、今までの着こなしに少し変化をつけることです。そうすることで自分自身で次の考えやアイデアが浮かびます。Tシャツに短パンスタイルをしたままだったら、思いつくこともなかったであろうアイデアが。

 

では、いくつか夏のコーデを見ていきましょう。

 

夏スタイルその1

シャツを着てみましょう。白シャツがいいですね。基本アイテムですし、合わせるボトムスを選びません。半袖でもいいですが、出来れば長袖にしましょう。どうしても暑くて我慢が出来ないということでなければ。

 

 白シャツのラフな着こなしの参考例ですね。

 

白シャツの前のボタを2つほど開けて袖を捲くり、グレーのスラックスにタックインしています。それに革靴を合わせたスタイル。白シャツ、スラックス、黒の革靴。アイテムだけを見れば、完全なスーツスタイルですね。ビジネスに使うアイテムと何等変わりません。

 

このスーツスタイルを着崩すことによって、オンビジネススタイルと普段着スタイルをミックスさせているのです。この場合はアイテム(オンビジネススタイル)と、着方(ラフなオフスタイル)のミックスですね。

  • 白シャツはボタンをきちんと留めずに、そでも無造作に捲くる。
  • スラックスはベルトをしないで、アンクル丈よりも短いところでとめる事により素肌を見せる。

このようにして着方でオフスタイル要素を取り入れたところに、革靴をカジュアルなスリッポンにして素足で履くことにより、さらにスーツスタイルを崩しています。

 

このスリッポンですが、黒の革靴というビジネス要素と、独特なデザインとスリッポンというオフ要素といった、異なる要素が入ったアイテムといえます。このようなアイテムは単体でミックス要素を持っているため、着崩す目的には使いやすいのです。

 

長袖シャツにスラックスというと、聞いただけで暑苦しいイメージもしますが、こうしてみると涼しげに見えます。奥で携帯を耳に当てている女性よりも快適そうですね。

この通りに真似する必要はありませんが、Tシャツ、短パン、サンダルといったスタイルのどれか一つを、この写真のアイテムと入れ替えるだけで、印象が変わります。試してみる価値アリです。

 

 

夏スタイルその2

Tシャツ一枚でオシャレな感じに見せるコツもつかめたらいいですね。

 

 「その1」のスタイルから、シャツをTシャツに、シューズを派手なスニーカーに替えた着こなしです。

 

どうでしょうか。トップスとシューズの2アイテムを変えています。何れもスーツスタイルからカジュアルスタイルに。
それでも先ほどの写真と比べて、それほどラフさは感じませんね。

 

まず、Tシャツは白の無地というオンスタイル要素を含んでいます。そして袖をまくることでスッキリとした印象を作っています。半袖シャツでもそうですが、半袖の袖を捲くるとシャープな見え方になります。シャープというのは、スーツスタイルの持つ特徴でもあり、そのためラフな部分が削られた印象に映るのです。

 

そしてスラックスですが、こちらは少しロールアップして素肌を見せる程度にしていますね。こちらの方がスラックスらしい穿き方です。
トップスがTシャツ、シューズが派手なスニーカーということで、オンスタイル要素をまかなうスラックスは、よりオンスタイルらしくあらねばならないのです。これを「その1」のように崩してしまうと、スラックスにもラフな要素が入ってしまい、ミックススタイルを保ちにくくなります。

 

こちらの写真も、「その1」もそうですが、スラックスはベルトなしで穿いているところも、参考にしたいですね。


このスタイルの場合、
トップスは

  •  白無地と袖捲くりでオンスタイル
  •  Tシャツなのでオフスタイル

ボトムスは

  •  スラックスでオンスタイル
  •  ロールアップで素肌見せでオフスタイル

とトップスとボトムスで適度にミックスされています。なのでシューズには「その1」で使っている黒スリッポンを持ってきても大丈夫です。

このコーデでは、トップスが白、ボトムスがグレーというモノトーンなので、スニーカーの派手な色での外しという使い方をしているのです。


この辺りは、

  •  きれいめ寄りな着こなしをしたければ黒スリッポン
  •  くだけた感じを求めるならスニーカー

といった感じでいいでしょう。


夏スタイルその3

全身黒コーデも使えます。夏らしいカラーなどといって、派手な色を無造作に合わせるよりも、よほどスッキリした印象に仕上がるでしょう。

 

 

黒のノースリーブにワイドパンツ、サンダルを合わせていますね。
ノースリーブがいかにも夏らしく涼しげなのですが、これを「その2」のようにTシャツの袖捲くりにしてもいいでしょう。もう少し捲くる量を多めにするか、元々袖が短めのものを手に入れて捲くるかするとこの写真のようにスッキリとしてきます。

 

パンツはクロップドのワイドパンツで、Aラインを作っていますね。そして素足にサンダルです。

 

このスタイルもミックスが入っていますね。
まず、上下黒ということでフォーマルスーツの要素。
サンダルも黒の革製でフォーマル要素。
ボトムスは、ワイドですが黒でスラックスというオンスタイル要素。

 

ここに、
ノースリーブというオフスタイル要素。
ワイドパンツというオフ要素。
サンダルというオフ要素。

これでオンオフミックスされたスタイルとなり、ノースリーブにサンダルというラフな格好でありながらシュッとまとまったイメージの着こなしになるのです。

 

そして写真で見る限りですが、茶色のベルトを使ったリュックはカジュアルっぽいですね。ノーズリーブ、ワイドスラックス、サンダルに、カジュアルリュックを足すとオフ要素が強めになってきます。

そこで、ハットを使ってきっちりめをプラスしています。
こういった小物使いも見ていくと面白いものです。

 

今回は夏の着こなしとして、ラフに着崩す部分と、きれいにまとめる部分を、いかにミックスさせていくかに重点をおいて考えてみました。

どのコーデもモノトーン主体になっていますが、決して地味な印象に止まることはなく、それぞれ雰囲気のある着こなしに感じられますね。

 

参考例三つともに、トップスは無地になってしまいましたが、意図したものではなく、やはりスッキリした印象を重視すると無地のものが使いやすいという事ですね。
「夏スタイルその2」のときに黒スリッポンを使うならば、TシャツはシンプルなロゴTでもいいでしょう。この辺りはバランスを見て調整すればいいと思います。

 

三つの参考例をそのまま真似してもいいですし、気に入った部分だけ取り入れてみてもいいでしょう。取り入れるときには、オンスタイルの要素としてなのか、オフスタイル要素としてなのか、ということも意識しておくことをおすすめします。そうすることで、コーディネートの組み立て方に慣れてきます。

 

また、ミックスの割合とか、「オンスタイルがどの程度でオフスタイルは・・・」みたいに、細かいところまで考える必要はありません。そうなるとキリがありませんし、コーデを考えるのもイヤになります。大体混ざってるな、というぐらいでいいのです。


「その2」のスタイルで、ロゴTを使うかどうかのバランスにおいても同様であり、「このバランスでないといけない」みたいなものはありません。自分の感覚で「イケる」と思えばそうすればいいです。やっているうちに、自分の感覚が磨かれ、自信もついてきます。

 

それでは、また。

 

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