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2015年 メンズファッション 夏の着こなし ワントーンコーデを考える

ワントーンスタイルとは

8月も半ばを迎え、夏の季節ももう少しですね。短パンにTシャツコーデにもそろそろ飽きが来る頃かもしれません。そこで残りの夏を乗り切るコーデとして、ワントーンスタイルをいくつか見てみましょう。

 

ワントーンスタイルとは上下同じ色で統一した着こなしのことですが、同じ色といってもセットアップのように完全に同じ色合いのもので合わせる場合もあれば、濃淡の差をつけて合わせることもあります。また同系色のアイテムでの組み合わせもワントーンコーデと呼ばれたりします。

 

  

尚、色の濃淡をイメージするのに役立つかもしれないものがあったので、載せておくことにします。着こなしにおける色の話をするときに、色相環とかこのような図を用いることは好きではないのですが(何故なら考えが囚われてしまってファッションが面倒になるだけだからです)、今回は感覚的に覚えておいても良さそうかなと思ったので、参考程度にどうぞ。

 

 

 

 ワントーンコーデというと、どのような色が思い浮かぶでしょうか。ネイビー、黒、青、グレーといった無難な色の組み合わせがイメージされると思います。どちらかと言うと濃い色でワントーンを作るスタイルの方がとっつきやすいイメージがしますね。

 

 

しかし、もちろん白やベージュのワントーンもありますし、ベージュと言っても濃い目のものもありますから、様々な色でのワントーンは存在します。また「白の上下っておかしくない?」と思われやすいですが、実際白の上下で歩いてる人を見ても、別におかしくもなんともないものです。イメージと実際は異なるものですね。


夏のワントーンとして黒はどうなの、というのも気になるところですが、黒の上下でも全く問題はないと思います。どうしても黒は暑そうという意識が働きやすいですが、海外スナップなどを見ても普通に見られるものですし、どんどん取り入れたらよいでしょう。

 

ワントーンコーディネート

夏のワントーンその1 黒

 

 夏の黒のワントーンコーデといえば、黒Tシャツに黒スキニー、そしてスニーカーまで黒というパターンがよく見られますが、さすがに真夏にスキニーデニムは苦しいところ。なので黒のショーツでもいいのですが、ここでは黒のチノパンを取り上げました。

 

腰や腿付近はゆったりしていますが、膝辺りから裾にかけて細くなっているのがわかると思います。いわゆるテーパードシルエットパンツですね。スキニーのようにピタッとならず、それでいて細くスッキリとしたイメージに見せてくれるのが、テーパードパンツのよいところ。これが普通のストレートシルエットならば、全身黒なだけにちょっと重苦しさが気になるかもしれません。

 

アンクルカットで素肌を見せることでより軽やかさを出すのもポイントですね。

 

ここでは白ベースのスニーカーを使うことにより、ちょっとホッとするコーデにはなっています。が、別に黒のスニーカーでも悪くはないでしょう。
とことん黒でもいいのです。

着こなしまとめ

  • テーパードシルエットのために、ゆとりがあって重さを感じさせない着こなしが可能
  • 素肌を見せることで、夏の黒コーデの重さを軽減

 

夏のワントーンその2 ブルー

 

ネイビーのチノパンにデニムTシャツ。こういった組み合わせもワントーンとして扱われます。


白シャツの上にデニムTシャツを重ねています。スーツスタイルである白シャツとカジュアルの代表であるデニムの組み合わせにより、上半身でミックススタイルが作られています。
ボトムスはスラックスのようなツヤのある紺チノで、これもスラックスの要素とカジュアル要素がミックスされた印象を含んでいます。

 

つまり上下それぞれでミックスしたもの同士の組み合わせであるこのスタイルは、オシャレの基本を十分満たしたコーディネートといえるのです。ここでは白のスニーカーを合わせていますが、これもオーソドックスなスニーカーであり、コーディネートの邪魔をしていません。

 

このスタイルを見た印象は、デニムTシャツによる気軽なイメージを感じつつも、どこかきっちりとした雰囲気を纏っています。このような緊張と緩和という両面を持ち合わせた着こなしは、まさにミックススタイルを体現したものだと言えるでしょう。

着こなしまとめ

  • デニムと白シャツのミックス
  • ツヤのあるチノパン自体にミックス効果あり
  • 丸首のデニムTシャツを持っているならば、白シャツを使わずにボトムスは紺のスラックスというコーデ方法がある

 

夏のワントーンその3 白

 

白のワントーンを見てみましょう。ただボトムスは白というよりは薄いベージュのような色ですね。完全に白同士よりも、このような組み合わせの方が挑戦しやすいでしょう。ベージュ系でなく薄いグレーとかでも面白いでしょう。そうなるとワントーンと言っていいのかどうか迷いますが、まあよしとしましょう。

 

このコーデ、まず目につくのが長いシャツですね。近頃流行っているロング丈ですが、縦に長くストンと落ちるシルエットを作ることで、スタイルを縦長に見せる効果があるということです。見た目で敬遠する人も多いロングシャツですが、意外と誰にでも合いますし、オシャレっぽい雰囲気を作ってくれます。まあ、わざわざロングを着る気になるかどうか、だけが問題となるアイテムですね。

 

ボトムスはワイドなチノパンでしょうか。ロールアップしてスッキリさせていますね。白の靴下に白のシューズでまとめています。パンツの幅はもっと細いものでも合うでしょう。

着こなしまとめ

  • 白のワントーンは、トップス白、ボトムスは薄いベージュか薄いグレーで、ワントーンということにする
  • ロングシャツは意外と誰にでも似合う

 


夏のワントーンコーデとして使われる色は、今回取り上げた黒、青や紺系統、そしてホワイト系統の組み合わせが多いと感じます。他にグレーあたりも見られるでしょうか。これが秋冬になれば、ブラウンやカーキ系統も加わってもっとバリエーションが増えることになりますね。

 

メンズと違ってレディースになると、ここにアースカラーが加わります。ベージュやカーキ、グリーンといったカラーを積極的に使います。

 

カーキを使ったワントーンコーデ

 

こういった色使いはメンズでも結構使えると思うのですが、市場でこんな色の商品をあまり見かけないのが残念ですね。豊富なカラー展開が得意なユニクロさんとかでラインナップの一つに加えてくれたらいいんだけど、とか思っています。

 

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