冬のアウター 今年も人気のチェスターコートの着こなし
コートの季節がもう間もなく。今年も来てますロングコート。なかでも人気といえばチェスターコートじゃないでしょうか。
みなさんお持ちの方も多いと思われますが、持っていないという人も引き続き今年もたくさん市場に出回っているので安心してお買い求めいただけます。
今年あたりは2万円台でもそこそこのものが手に入る状況になっていますので、試しに1着という方やさらにもう一本という方にとっても嬉しいですね。
ということで、今回はチェスターコートの着こなしについて見ていきたいと思います。
quote:https://www.google.co.jp
チェスターコートといえばカジュアルというよりもキッチリ目なイメージのコートです。それはテーラードジャケットを長くしたようなデザインがそう感じさせるのですね。そしてテーラードジャケットと同様に首元が開くので、その部分の防寒をどうするかというのが、何時の世もテーマとなってくるのです。
ステンカラーコートやダッフルコートのように首元までキチンと覆ってくれるものならこんな心配はいらないんですが。それなら、ステンカラーのようなコートを着ればいいじゃないか、と思う人もいると思うのですが、そういう訳にはいかないのです。
何故か?それはチェスターコートがカッコイイからです。「たまたまチェスターコートだった」ではなく「チェスターコートを着たいんや」ということです。
それではさっそくチェスターコートの着こなしを見ていきましょう。
チェスターコートの着こなし その1
まずは、定番的なロングコートの着こなし方から。
ロングコートに合わせるボトムスは黒の細身パンツを選ぶのが定番の一つです。
トップスにボリュームがあるので、それを引き締めるためにボトムスは細くするのです。また黒は収縮色なので余計に引き締め効果が増します。
このようにトップスがボリューム、ボトムスがタイトなのでYラインを構成します。写真の左側はわかりやすいYラインコーデですね。
左側のコーデですが、黒スキニーに黒の革靴にインナーも黒にしているので、写真のグレーコートだけでなく、どんな色のコートであっても合わせられます。もちろん黒のチェスターを着てオールブラックでもOKです。
これが、ロングコートの基本の着こなしだといえますね。とにかく全部黒でまとめるだけなので、初心者でも真似るのが簡単だと思います。
右側のコーデは黒のチェスターに黒のスラックスです。スラックスはスキニーほど細くないですが、どちらかというと細目でありロールアップですっきりさせています。
キッチリ目のチェスターにスラックス。これはフォーマルオンスタイルに振った合わせです。これを街着として成立させるために、カジュアルライクなアイテムを使います。
バイカラー風のカットソーにスケシューですね。さらにリュックを背負うことで、かなりカジュアル要素が入り、コーデ全体としてキッチリとカジュアルが混ざったスタイルが完成です。
チェスターコートの着こなし その2
その1では基本的な着こなしコーデを取り上げましたが、こちらはもう少しラフに。
コートの他は、チノパン、スニーカー、カットソー、ニットキャップとカジュアルアイテムばかりです。
しかしカジュアルアイテムばかりといっても、そこらにあるものを適当に着ているわけではなく、パンツとシューズ、カットソーとキャップで色を合わせていますし、さらにトップスとボトムスで色合いも分けています。
気軽なファッションでありながら、バランスやまとまりを考えた着こなしだといえますね。
その1の着こなしに慣れたら、このような着崩したスタイルにチャレンジしてもらいたいものです。
チェスターコートの着こなし その3
ベージュのコートって気になります。実際に買うのは着回し安そうだからとダークトーンを選びがちなのですが。「次に買うならベージュ」と思っている人も多そうですね。
そんなベージュのロングコートなのですが、これはもう黒のパンツを合わせるのが間違いないと言えるでしょう。着こなし例を見ていても、黒パン合わせのコーデが圧倒的に多いです。
もちろん他の色のパンツやデニムを合わせる着方もありますが、まずは黒パンで間違いないスタイルを作った上で、バリエーションとしてそういう着方を試していくのがよいんじゃないかと。
また、写真のようにストールを垂らしたスタイルもよく見られます。先に書いたようにVゾーンの防寒がテーマになるチェスターコートなので、その準備としてストールを用意しておく形ですね。
チェスターコートの着こなし その4
コーデA
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コーデB
人気のベージュ・キャメル系のカジュアルな着こなしを2点。
お互いにポケットに手を突っ込んでますが、コーデAはコートのポケット、コーデBはズボンのポケット、とそれぞれ個性を出しています。
コーデAはクルーネックニットとシャツにデニム、それに茶の革靴を合わせた無難なスタイルです。まあ取り入れやすい格好ですね。
こういったスタイルの際のポイントとしては、デニムは色落ちの進んでいないワンウォッシュ状態のもので、スリムシルエットのものがよいでしょう。
ただコーデAで気になるのは、デニムのシワと裾がクシャッとなっているところです。他のスタイルならば全然気にならない部分なのですが、このコーデのようにキレイめを意識した、場合によっては「優等生スタイルw」と書かれそうな着こなしのときには、シワのないすっきりとしたシルエットでありたいものです。
コーデAの場合には、ロールアップするかきちんと裾上げしてシワやたまりを無くすように心がけたいものですね。
続いてコーデBです。太目のウールパンツにスリッポンスニーカー、文字入りのTシャツといった組み合わせです。コーデAと比べて個性的でスタイルのある着こなしに見えますね。
このような着こなしであれば、パンツのシワや裾のたまりは気になりません。寧ろそれが個性を強める効果を発揮しています。
ロングコートとワイドパンツ。着こなし その1のような定番コーデでもなく、Yラインを形作ることもない合わせですが、コーデとしてはもちろんアリなスタイルです。そして上手く決まればカッコイイ着こなしになると思います。
ただ基本の着こなしでない分、うまくいかないと野暮ったくなる危険性もあるのが難しい所。適当に合わせるのではなく、鏡の前でいろいろ試してみて、良い組み合わせを見つけてもらいたいものです。
キッチリした印象のチェスターコートのコーディネートは、定番の黒スキニーやキレイめスタイルで無難な路線もいいですが、コーデBのような主張と押しのあるコーデも捨て難いです。
チェスターコートの着こなし 番外編
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着こなし その2や着こなし その4でも語ったチェスターコート のカジュアルコーデ。しかし、適当にカジュアルアイテムを合わせるとこうなってしまうというサンプルがこちら。
ここまでのコーデにはありませんでしたが、インナーにパーカを合わせるのももちろんアリです。また、色落ちのデニムを持ってくることもあるでしょう。
しかし、何だこれは!? 首枷かと見紛うようなパーカ、単に汚らしいだけに見えるジーンズ、さらに靴下の赤は差し色にもなっていなくて単に悪目立ちしているだけ。
こうなってくるとスニーカーの紐の輪っかが大きめなのも、ウザったく見えてしまいます。
これは最近あまり見かけなくなった、いわゆるオタクファッションそのものですね。それを狙って作ったコーデなのかもしれませんが。
悪いことは言わない、即座にそのフードを引きちぎりスヌードを巻いて欲しい。ジーンズは脱ぎ捨てストライプパンツに替えて欲しい。
こんな姿になってほしい。
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チェスターコートの着こなしについて見てきました。
チェスターコートのイメージはクール、ダンディであり、そのイメージに合わせて落ち着いたイメージの服装に合わせようと考えがちだと思います。
もちろんそれはそれで良いのですが、チェスターコートというキッチリしたアイテムと、カジュアルライクなアイテムとをミックスしたスタイルもどんどん取り入れてもらいたいと考えます。
番外編に気をつけて。
また、チェスターコートの首元の防寒にはストールを巻く方法の他に、近頃流行りのインナーダウンを使う方法もありますね。
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