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無地ものばかりはもう飽きた 〜 総柄シャツの着こなしを考える

総柄のシャツの着こなしは難しそうと思ってませんか。着て見ると案外まとまるものですよ。シャツに使われている色やテイストによっては他のアイテムとの相性も少しは考えないといけないかもですが、シンプルな法則を使ってしまえば大体のところは上手く収まってくれるでしょう。

 

ワードローブが無地シンプルなアイテムばかりになってしまっているというあなた、この機会に柄物にもチャレンジしてみませんか。

 

柄シャツ その1

総柄シャツに総柄を重ねるには

こちらいきなりハードル高め、総柄シャツと同じく総柄カーディガンの柄×柄コーディネートということで、1点ずつ見ていくことにしましょう。

 

まずシャツですね。

まさに総柄と言っていいシャツではありますが、そこで使われている色はドギツイ原色ではなく抑えめな色目です。全体が色あせたような色調で、色合いも赤茶系で統一されていますね。ということで、総柄ではあるものの決して派手ではなく落ち着いたデザインとなっています。一つの系統の色合いでまとまっているのでコーデしやすいシャツだと言えますが、柄物選びはこのような点を意識するのもいいんじゃないかなと。

 

そして上に羽織ったカーディガンもシャツと似た色合いのもの。青系の色も主張するような鮮やかなものではないので、こちらも落ち着いた1着となっています。シャツとカーディガン、どちらも落ち着いた色調であり、同じ赤茶ベースのアイテムなので、2つを重ねてもお互いが喧嘩することなくすんなりと合わせることができますね。

 

柄物同士の組み合わせってあまりすることはないかもしれませんが、このように色調と色合いを合わせてやると意外と簡単に着こなせるかもですよ。

 

さて、トップスが落ち着いたところで、それに合わせるボトムスですがここでは黒スキニーですね。まあ万能アイテム黒スキニーということで、柄物のトップスには細身の黒パンを持って来ればよほどのことが無い限りコーデが整うものです。

 

また、こちらのような落ち着いた雰囲気のトップスであれば、デザイナーズ古着で綺麗なシルエットのスラックスを選んで合わせるのも面白そうですし、黒のワイドパンツでもいい感じに着こなせると思います。

 

ポイント:柄物は色合いが統一されたものが使いやすい

 

柄シャツ その2

総柄シャツは古着で探す

その1と同じような色合いですが、より色あせたテイストの柄になったシャツですね。なのでその1のシャツよりもさらに主張がない柄なので、その分合わせやすいかもしれません。

合わせるボトムスもその1と同じく黒パンですが、やはり柄シャツに合わせるボトムスの色は黒が一番使いやすいと言えるでしょう。

 

こちらで使われているような柄シャツですが、探すなら古着屋さんを回るのがオススメです。まず新品でこのようなテイストのシャツってなかなか見つからないですし、あったとしてもそれなりの値段がしますので柄物チャレンジするには思い切りが必要になってきます。上手くきこなせなかったらと考えてしまうと、どうしても購入するのが躊躇われることもあるでしょう。

 

その点古着であれば、失敗してもそれほど痛くはない価格でいろんな柄シャツが売られていますし、こちらのコーデのような色あせたテイストのものなども多数見つかると思います。

古着に抵抗ある人もおられることと思いますが、着こなしの幅を広げる意味でも一度試してみるのもいいのでは。

 

こちらのシャツや上の羽織りも古着のようですが、新品にはないまったりしたコーデが良いですね。またトップスは少しオーバーサイズ気味です。古着の場合どうしてもサイズ大きめのものが多くなったりするのですが、そこから生じるルーズさを緩和するためにパンツの裾をロールアップしてスッキリ感を出しています。

さらに黒の帽子と革靴で、色のあるトップス以外を黒でまとめて、全体のバランスをうまく取ったコーデになっていますね。

 

ポイント:柄物は古着で試そう

 

柄シャツ その3

アロハもいろいろ

 半袖シャツといえば、なアロハシャツ。通常イメージするようなアロハシャツってもっとビビッドな色調だと思うのですが、それと比べるとaloha shirtもう少し落ち着いた色合いにも見えますね。

ただそうは言っても、上の2つと比べると明らかに派手であり柄の主張もあるアイテムです。総柄アイテムに慣れてなければ、どのように着ればいいのか戸惑うこともあるかもですね。

そんな時は例えばこちらのように、白のインナーを使うのが一つの方法です。以前の記事でも書きましたが、白いアイテムは他の色が放つ影響を緩和してくれます。

 

例えばこちらのコーデで白Tシャツがなかったとしたら、なんとなく不安になるような色合わせです。合っているのかいないのか。人に聞くわけにもいきません。いや聞いてもいいんですけど、大体の場合「まあええんちゃう?」で終わるでしょう。まあ目茶苦茶おかしいわけでもないのですが、時に野暮ったく感じる瞬間があったりすると、それ以降ずっと気になってしまいます。

 

白・黑・グレーの無彩色はどんな色にも合うとよく言われます。それゆえグレーと緑も好相性だとされるのですが、実際はなんだかどんよりとしたり、変に地味っぽくなることも少なくありません。そこで使えるのが白アイテム。白を入れることによって緩衝材のような効果があり、さらに見た目に軽さが加わることもあって、コーデの印象をさっぱりしたものに変えてくれるのです。

 

ということで、柄シャツの着こなしを考える際には白のカットソーをインナーとして用意しておくのがオススメですね。

 

ポイント:柄シャツコーデには白のインナーが便利

 

柄シャツ その4

黒パンがあれば総柄シャツもへっちゃら

 ペイズリー柄シャツのコーデです。

ペイズリー柄も柄物の定番として御馴染みですよね。日本では勾玉模様と言われる柄であり、草花をモチーフに図案化したのがペイズリー柄。メンズファッションにおいてはネクタイの柄のイメージが大きいですし、他にもバンダナやショールといった小物でもよく使われますね。

 

そんなペイズリー柄をシャツでも着ちゃいましょう。今やメンズでも花柄アイテムが普通に見られる時代、洋服選びの選択肢の中にペイズリーも入れてやってください。

 

そしてこちら、赤、オレンジ、ベージュ、紫といった系統のなんとも鮮やかな華やかな色使いペイズリー。

買った後で「もうちょっと派手なのが良かったかな」「どうしても無難な線に落ち着いてしまう俺・・・」なんていう、どこか満足しきれない思いに捉われることはまずないであろう、総柄感満載のペイズリーシャツ。

そう、総柄アイテムを使う人の気持ちを十二分に満足させてくれる、間違いない逸品。

 

こういった存在感抜群のアイテムは素直にジャストサイズで着たいもの。そしておきまりの黒ボトムスと、そしてシューズも黒でシンプルに引き締める。ここでは革ブーツでドレスにまとめていますが、黒のスニーカーでも別に構いません。とにかくパンツの色と合わせて柄シャツ以外をシンプルにまとめることが肝心です。

ただ、慣れてくれば茶色のブーツやシャツの色と合わせたカラーのスニーカーを使ってみるのも良いですね。

 

ポイント:柄シャツコーデには黒ボトムスと黒シューズもお手元に

 

柄シャツ その5

流行りのリメイクものにもチャレンジ

 今記事の柄シャツコーデ特集の最後を飾るのは、複数のチェックシャツを解体して一つのシャツに再構築したというまさに柄×柄な総柄アイテムフリークも納得のREBUILD by NEEDLESリメイクシャツです。

 

そんな街中で注目集めること間違いなしなオシャレ差別化必須アイテム柄リメイクシャツの着こなしですが、REBUILD by NEEDLESシャツの着こなしを検索して出てきた着画には、インナーの白をのぞかせたコーデが少なくありません。そしてもちろん前を閉じたコーデもあるのですが、それぞれを見比べてみて白の有無による印象の違いを感じていただければと思います。

 

こちらのコーデではやはりインナーの白カットソーを見せていますね。その3でも書いたように複数のチェック柄で多少うるさい印象となっているところを緩和してくれるのが白のアイテム。そしてここではもう一つ役割があるのです。

 

それはボトムスのカーゴパンツの影響。チェック柄もカーゴパンツもワークアイテム。しかもオリーブのカーゴなのでよりワーク感が強く、それとチェック満載シャツの合わせなのでワーク臭さがちょっときつくなるのです。そこを緩和するのも白インナーの役目。このコーデでチェックシャツの前を閉じて白インナーが見えない状態を想像してみてください。どことなくスッキリしなさそうじゃないですか。

 

チェック柄というのはあまりにも身近であまりにもカジュアルイメージが強く、単にジーンズやカーゴ、チノパンなどと合わせた時にはもっさり感や野暮ったさも強く感じさせてしまいやすい柄だといえます。なのでオシャレに見せにくいかもしれませんね。まあオシャレでないとダメなわけではありませんので、こちらのコーデのように普通の着こなしに見えればそれで良いのですが。このあたりについてはこちらの記事を参照してもらえればと思います。

 

で、まあとにかく柄物の中でもチェックシャツは他の柄とは扱いが異なるような気もしますね。オシャレに見せたいと思って総柄シャツを選ぶなら、初めはチェック以外の柄から選ぶのが良いんじゃないかなと思います。

 

ポイント:チェック柄はオシャレよりもスッキリ見せることに重きを置こう  

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着こなしのバリエーションを増やすには、そして洋服を楽しむには柄物も存分に楽しみたいものです。

 

これからシャツの季節、真夏もアロハや半袖シャツなどシャツはいつでもあなたのお側に。

 

それでは、また。

 

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