ファッショントレンド先取りって必要ですか
オシャレを目指す私たちはトレンドの先取りが何よりも重要なファクター。だから誰よりも早く次のトレンドを予測し、一足先に次の着こなしへ。
そうして周囲の人と違うファッションでいることこそがオシャレへの道だというのです。オシャレは差別化だというのです。皆と同じファッションをしていてもオシャレじゃないのだと。
でも思いませんか。今流行ってるファッションがあって、多くの人がその流行りを取り入れた格好をしている。今ならストリート、耳にタコが出来たよ90年代ブーム。広くて太いシルエット。ノースにポロスポーツにトミーになんやかや。
そのような格好の中でオシャレに着こなしている人いますよね。真似したくなる着こなしありますよね。
アディダスのトラックパンツの人たくさん見ますが、カッコいいなと思える人もいれば、ああ流行ってるから穿いてるんだなと思う人もいる。
アディダスじゃないトラックパンツでオシャレな人もいる。
つまり周囲の人と似たようなファッションをしている人の中にもオシャレな人がいるのです。私たちはその人を見てオシャレだと認識するのです。他の人よりオシャレだなと思うことが出来るのも、見慣れたテイストのファッションだからこそ比較ができるのです。
もちろん先取りによる新鮮な見え方が意外性を伴い、オシャレに見えるというのも事実でしょう。皆と同じテイストだと埋れてしまう、多少の違いは違いじゃない、もっとドカンとオシャレになろう。
オシャレに対する考えが違うのですね。
さりげないオシャレなのか、オシャレ自慢したいのか。
先取りなど気にせず今のトレンドを楽しみながら他よりちょっといい着こなしが出来ればいい。さりげなくオシャレなのが粋ってもの。
先取りを頑張って一人目立つ服装をする。周囲の人からすれば、わけわからない格好だから良いか悪いかもわからないし、とりあえず「お、オシャレですね」と言うしかない。
結局は着る本人がどちらを目指すかによりますが。
ただ、先取りしないとオシャレじゃない、と言い切るのはあまりにも乱暴。今のファッションを否定し、先へ先へと追い立てられるような思考になってませんか。
そうなると少しぐらいヘンテコな服装になっちゃっても「これが先取りだから」と自分を納得させてしまう。
差別化と先取り、それはオシャレになるための一つの要素であって絶対ではないのです。
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