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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

セレクトショップについてまとめてみました

セレクトショップとは

セレクトショップとは、数ある商品の中からその店独自の視点でセレクトして仕入れたものを販売する業態のショップという意味です。購入する側はセレクトされた商品を見てその店のセンスとスタイルを認識し、それが自分の好みに合うセレクトならばリピーターになっていくというのが自然な流れですね。

 

しかし最近はその形が崩れてきています。セレクトした商品よりも、ショップオリジナル商品が展開するアイテムの主流を占めるようになりました。中には8割以上もショップオリジナルじゃないかと思われるお店も多いです。オリジナルの方が儲けが良いからだろうというのは簡単に予想できますし、モノが売れないと言われる昨今仕方のないこととは思うのですが。

 

セレクトショップの魅力はそのお店のセレクトのセンスとスタイルに触れる事であり、そこで得られる刺激とインスピレーションが自分のライフスタイルを充実させてくれることを期待して足を運ぶ場所であることと思います。しかしショップオリジナルの商品ばかり見せられても何の刺激も湧いてこないものであり、また各セレクトショップのオリジナル品はどれも似たような雰囲気を纏っています。


もちろん幾分かはその店らしい感じがするものもあるのですが、セレクト物と比べるとやはり印象は控えめです。そのためどのセレクトショップに行っても、大体同じようなものがあるという感覚を持ってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

セレクトショップの年齢層は意味無い

まあ、それでも各セレクトショップの間で、違いが全くないわけではないでしょう。それぞれのお店に対する印象は少しずつ異なります。それは誰にでも共通して認識できる違いであるかもしれませんし、訪れた人それぞれの感覚によるものかもしれませんが。

 
ところで、セレクトショップの違いといえば、各セレクトショップの客の年齢層とか、大学生に人気のセレクトショップは?、といった切り口で書かれた文章をネットでもよく見かけます。しかし、その分け方にどれだけ意味があるかは正直不明です。

 

大学生に人気とやたら書いてる記事は、「大学生」というキーワードによる集客狙いで書いてるだけじゃないのか、といったものもありますね。どこの店にも大学生はいます。そしてどこの店にも20代、30代のサラリーマンはいて、そして近頃はもっと上の年齢層の人の来店も珍しくなくなりました。

先日はBEAMSで70代ぐらいの老夫婦が服を選んでいるのを見かけたことがあります。そのときは、もう年齢関係なくいろんな人がファッションに対する興味を持つようになってきているんだな、と感じたものです。

 

まあメンズファッションの場合は、着るアイテム自体が年齢によってそう変わらない、ということもありますね。ジャケット、ジーンズ、スラックス、シャツ、スウェット等々・・・・。若いときに好んで着ていたブランドをそのままずっと愛用することも多々あるでしょう。経年変化といって、10年、20年と月日が経つにつれて味が出てくるのが魅力とされる服もたくさんありますしね。


そして、ファッションをいつまでも楽しめる空気がもっと出てくれば、若い人ももっと伸び伸びと服選びが出来るような気がします。年齢によって着ていいブランドを分けてしまうと、人間必ず年をとるものですから誰もが時限爆弾におびえるように、「俺もここの服買うの来年で最後だ」みたいになってしまうのです。

 

結果ファッションを楽しむどころか、将来の希望も無いままに服を着ることになります。そりゃそうです、好きな服がどんどん着れなくなるのですから。自分が年をとるばっかりに。ああ、これって何て哀れな発想なんでしょうか。でも誰もがそういう思いで生きてきたんですよね。

 

おっと、話がかなり脱線どころか、暗い方向に進んでしまいました。とにかく、ファッションという言葉の影にはそういったマイナス思考がずっと寄り添っていたのですが、それを180度転換しましょう。今この瞬間に。

 

セレクトショップまとめ

ということで、セレクトショップはどんなのがあるかまとめてみました(コメントは私の独断と偏見による)。尚、この記事の内容については、今後、追加変更する場合があります。

 

BEAMS ビームス http://www.beams.co.jp

セレクトショップといえば最初に出てくる名前がBEAMS。ファッション初心者はとりあえずBEAMSに行けばなんとかなる、と言われる。しかし、上から下までBEAMSで揃えたからファッション初心者だ、という理屈は間違い。
オンスタイルもあるが、カジュアル的なものが強い印象。雑貨のスペースも多く、新しいものはBEAMSから入るといった感じはまだ残っているようだ。

UNINTED ARROWS http://www.united-arrows.co.jp

BEAMSと並んでセレクトショップの代名詞的な存在のUNINTED ARROWS。BEAMSがカジュアルなら、こちらはもう少し落ち着いた印象の服が並ぶ。多分、接客は他のセレクトショップと比べても一番丁寧な部類に入ると思う。ここのスーツは流行りに流されないベーシックさと使いやすさを兼ね備えたものと感じる。


SHIPS シップス http://www.shipsltd.co.jp

BEAMSUNITED ARROWSと並んでセレクトショップ御三家と言われるとの説明は、どこのサイトにも書いてあるが、セレクトショップといえばこれら3つを指していた時代がしばらく続いた。

SHIPSといえばトラディショナルという言葉で表現される事が多い。伝統的であり、トラッドスタイルというファッションであり、それは派手すぎず冒険せず基本きっちりとしたスタイルという印象。お店の前を通っても何か目立つアイテムがあって引き寄せられるといったことはあまりなく、あくまで普通の服屋さんといった雰囲気もある。

 

NANO・UNIVERSE ナノ・ユニバース http://www.nanouniverse.jp

常に注目を集める商品展開をしているセレクトショップという印象。多少尖った部分と普通に着れそうな部分が混ざった感覚もある。ショップオリジナル品も機能面やデザイン面において、他のショップより特徴を前面に出していて、気になるアイテムが見つかりそうな雰囲気もある。

 

AMERICAN RAG CIE アメリカンラグシー http://www.americanragcie.co.jp

アメリカのセレクトショップが日本に入ってきたショップであり、そのためアメカジに主体が置かれているイメージがある。
LEEとのコラボアイテムは定番的な展開であり、中でもストームライダーは有名。インテリアや雑貨の展開も豊富。


URBAN RESEARCH アーバンリサーチ http://www.urban-research.com

ここ最近全国的に有名度合いを深めてきたURBAN RESEARCH。関西発のセレクトショップであり、以前から関西地区では一定の地位を築いていたが、今後全国でも同様であり続けるかどうかが注目される。
ベーシックなものが多く、万人に受けるスタイルという印象であり、際立った特徴はない。アウトドアとカジュアルに振ったラインのDOORSとともに、無難な服を探すにはよいところ。他に、大人っぽく高価格帯のROSSOといった別ラインもある。

 

JOURNAL STANNDARD ジャーナルスタンダード http://journal-standard.jp

ワーク、アメリカンといったイメージが強めの構成。ベーシックなワーク系、アメカジ系のアイテムが目立ち、土臭さを取り入れた店の雰囲気作りを感じる。まあ、たまに覗いてみるのもいいかも。

EDITION エディション http://www.edition-jp.com

トゥモローランドが展開するセレクトショップ。店舗は東名阪のみ。高級なものから手の届きやすそうな価格帯のものまでが、同じ空間に配置されてる感じ。BLUE WORK というオリジナルブランドが注目どころというか、セレクト品の価格に驚いた後で、BLUE WORKの値札を見て「これなら買える」と喜ばせるパターン。


EDIFICE エディフィス http://edifice.baycrews.co.jp

ジャーナルスタンダードと運営する会社が同じ。フレンチテイストがベースにあり、上品なイメージがある。価格も高めな方だが、高すぎて買えないほどでもない。フレンチ、トラッドというワードで語られる服に興味あるなら行ってみるとよい。


TOMORROWLAND トゥモローランド http://www.tomorrowland.co.jp

セレクトショップといえば、このTOMORROWLANDも必ずといっていいほど名前が出てくるが、他のセレクトショップとは少し毛色が異なる。百貨店、路面店、ファッションビルといろんなところに入っていて、街を歩くとちょくちょく見かける。実際店舗数は他と比べてかなり多い。店の雰囲気も明らかに高給そうで、ドレスアイテムが主流のイメージ。よって老舗といった言葉が似合う。実際に老舗というポジションにあるのかどうかは知らないが。ニット、ハイクオリティ、大人のお店というキーワードでよく語られる。30代以上におススメと書かれていることが多いが、このTOMORROWLANDに関してはそういった表現も当てはまるかもしれない。

 
ADAM et ROPE アダムエロペ http://www.adametrope.com

日本を代表するアパレル会社「JUN」グループが運営するセレクトショップ。名前を聞いたことはあるという人は多いが、入ったことはないという人も多いという不思議なショップ。どのようなお店なのかがイマイチ分かりにくいのが一因か。しかし入ってみると、なんとなくフレンチの雰囲気もあり、センスのよさそうなアイテムもあったりする。価格も高すぎることはなく、使いやすそうなものもあるので、近くに来ることがあれば寄ってみるとよい。

 

 

ということで、有名どころをざっと取り上げてみました。それでは、また。

 

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