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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

使えるハマる! あなたの強力なオシャレツールはラップコート

突如ラップコート

今年いきなり目立っているコート、みなさんもお気づきになっているかと思いますが、それがラップコートなのです。

 

コートというからには、もちろんアウターであり、トレンチコートやチェスターコートなどと並ぶコートの一種なのですが、これまであまり”ラップコート”というジャンルを聞いたことがないという人も少なからずおられるのじゃないのかなと。

ファッショニスタ注目のラップコート

ラップコートとは、体に巻きつけるようにして前を打ち合わせて着るコートです。ラップはWrap、包むという意の言葉ですね。体を包むコートということです。ボタンなどの留め具は使わずに、共生地の布をベルトにして結んで止めるのが、一般的ですね。本来女性用のコートという面もあったようなので、メンズファッション的には今まであまり表には登場してこなかったのでしょう。

 

それが今年に入ったあたりから、ガウンやカーディガン、そしてロングカーディガンというようなものが市場を賑わし始めたことで、多分体を包み込むような着方をするものに注目が集まることになったのかもしれません。そして、その流れの中でラップコートが男性に向けても提案されることになったのか、と。

 

全てを見ているわけではありませんが、現状で”ラップコート”として商品を展開しているのはセレクトショップなど限られたところのようです。羽織りものが来ている、ロング丈でビッグシルエット的に着こなせそう、という思惑から急遽商品展開を決めたのか、どうなのでしょうか。あくまで想像の範囲ですがね。

 

まあ、今後のラップコートに纏わる推移によっては、来年はドメブラなど一般のブランドからも多数ラップコートがラインナップされてくることになるかもです。

使えるラップコート

さて、このラップコートの魅力となるとまずはワイドなシルエット作りが可能ということでしょうか。もともと大きめなサイズ感で作られているのでトップスをワイドにしやすいのですね。中にジャケットや流行りのインナーダウンを入れても余裕で着用できますし、そのため重ね義を楽しむにも適した一品となっております。

 

次にあげるべき特徴は、何といっても前を留めないこと。コートの前を留めるボタンなどが付いておりません。その代わりにトレンチコートのように前で結ぶ紐(ベルト)が付いていますが、普段のコーディネートでは前で留めるよりも開けて着る方が多くなりそうな気がします。その方がカッコよく見えますし、適度なラフさ、適度なリラックス感がありますしね。それこそがラップコートを着る醍醐味なんじゃないかと。

 

ていうか、前を留めたラップコートとバスローブの見分け方を教えてください。

 

そんなラップコート、ロング丈でこなれて見えて余裕を感じさせる大人の着こなしが可能です。大学生にも周囲との差別化を図る強力なツールになりますし、そこに圧倒的なオシャレアドバンテージを築くことができるという意味でも今冬のおすすめアイテムだといえるでしょう。

 

何故なら市場に出回り始めたばかりですし、知らない人もまだまだ多いラップコートですからね。今なら軽く羽織るだけでも、「なんとなくオシャレな感じ」といった風にみられるんじゃないでしょうか。

それは、ほとんど装飾のないシンプルなデザインであり、丈の長いコートでもあることで、どことなくエレガントな雰囲気も漂わせるものだからですね。サマに見せることができるアイテムだということです。

 

そして、この「なんとなくオシャレ」がいいのですね。「オシャレ頑張ってる」じゃないのです。

さりげなく、変に目立たず。なので気負うことなく着用できるのもポイントでしょう。

オシャレになりたいと望んでも、あまりにオシャレ過ぎると感じてしまったら、逆に着にくくなるものですしね。

ベルトで結んだ着こなし

お洒落開拓ラップコート

そういえば、この秋冬のユニクロUにもラップコートがラインナップされていました。レディースでの展開なのですが、ファッション関係のブログなどを見てますとメンズアイテムとしてもオススメとしているところが少なくないようです。ということで、ある程度は男性もこのユニクロUのラップコートを購入することになるのかもですね。

 

後はそれを実際にどのように着るのかですね。ユニクロで手頃な値段でオシャレになりそうだと思って買ったら、次はどうコーデするかです。

もちろん何も考えず単に羽織ることから始めればいいと思うのですが、その後は各人のセンスに寄りますかね。

 

基本としては上がラップコートということでワイドなシルエットになる分、ボトムスは細身のYライン狙いでしょうね。

ロングコートにワイドパンツという合わせもパターンとしてはアリなのですが、このラップコートの場合はモノ自体にリラックス要素が入っているので、そこの部分が太いシルエットのボトムスとどう影響し合うのかが気になるところです。まあそこは手持ちのアイテムにもよりますので、まず家で試してみるのもいいでしょう。

 

ラップコートの色についてはキャメルなどもあるようですが、無難なのはやはり黒、チャコールといったダークカラー、もしくは明る過ぎないグレーでも良いかもですね。とにかく着慣れないコートはなるべく合わせやすい色から始めた方が、合わせにくくてタンスの肥やしになる危険性を減らせます。

また、あまり淡い色だと、バスローブになっちゃいそうなので、その点でも締まった色がいいでしょう。

 

うん、ラップコートの着こなし例自体がほとんどない状態ですから。メンズファッションとしては、新しく登場したアイテムのようなものですから。こうすればオシャレ、と指南してくれるところもないのです。

 

しかし言わばこれは大チャンス。正解のないラップコートの着こなしのパイオニアとして是非君臨していただきたい。新しいファッションの道を切り開いていただきたい。

 

オシャレを創造する喜び

 チェスターもステンカラーもダッフルコート、ピーコートも、オシャレの達人が数多のコーデを残しています。そこから外れた着こなしをするのは勇気がいるもの。

その点ラップコートはこれからです。ルールを決めるのもオシャレを植え付けるのもみなさんの頑張り次第です。今なら自由に着こなしをアレンジ出来るでしょう。ファッションのイマジネーションを思いっきり開花させてもらいたいです。

 

すっかりラップコートにハマったあなたは、これまでにあったオシャレとされるコーデをなぞるだけでなく自分のオリジナルな着こなしを開発する喜びを発見するでしょう。オシャレであるかどうかを誰かに評価してもらうだけのファッションはもう飽きたのです、もっと自分の感性を大事にした服との付き合い方に取り組んでいきましょう。

タイロッケンコート

アパレルの世界ではお約束の現象ですが、ラップコートと言いつつ写真を見たら「タイロッケンやんけ」という商品も見かけますね。

タイロッケンとはトレンチコートの原型と言われていて、ベルトをバックルを使って留めるタイプのもの。言葉では説明しにくいですが、ラップコートとは別のものですね。

 

ただ、このタイロッケンコートもラップコートと時を同じくしてと言いますか、今年異様に数が増えてるアイテムなのです。どうやらCOMOLI(コモリ)のタイロッケンがバカ売れしたのとビッグシルエットのブームとやらで、各社「タイロッケンで儲けるんじゃ」とばかりにどこもかしこもタイロッケン。

COMOLI(コモリ)でおなじみタイロッケンコート

 どちらもベルトで前を留めるタイプなので、当然ラップコートとタイロッケンコートの区別がつかないアパレル関係者も多数続出。タイロッケンコーデを調べるとラップコートが出てきたり、その逆も当然頻発状態ですね。

 

これら一時的なブームで終わるのか、それとも今後続いていくのか。

 

まあ、タイロッケン着るなら素直にトレンチでもいいんじゃない?とか思わないでもないですが。それとコモリを真似てビッグシルエットにしたもの買ったとして、ビッグブーム終わったらどうするの?とか思わないでもないですが。

 

その点ラップコートは応用が効きそうです。例え来年市場から消えようとも、羽織って様になるアイテムなので使えなくなることはないでしょう。逆にもう売っていない状態なら、なおさらオシャレ一人勝ちになるかもですね。そんなことになったら嬉し過ぎますか?

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 今回ラップコートについて語りました。

 

正直初めて購入するコートとしてはあまりお勧めはしませんが、既にいくつかアウターをお持ちならチャレンジしてみても良いかもしれませんね。

 

それでは、また。

 

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