スニーカーブームが継続中なのかどうかはちょっとよく分からない今年2017年前半ではありますが、それでもスニーカー市場の勢いは依然衰えぬまま推移しています。そんな中今の気分はローテクスニーカー。エアジョーダンやエアマックスなどの熱~いハイテク部門と異なり、さらっと履きこなすのが乙なローテクスニーカーが来てるんです。
ローテクスニーカーといえば思い浮かぶのがコンバースオールスター。オシャレ初心者の必須アイテムと言われるスニーカーで(別に上級者が使ってもいいんですけれども)、とりあえずこれを使っておけば足元はOKというぐらいの使いやすさはご存知の通り。そう、ローテクスニーカーに求められるものは使いやすさ、即ちコーディネートに取り入れやすいかどうかなのです。
細身のフォルムとシンプルなデザインによって足元スッキリと同時に、少ない主張でコーデの邪魔をせず、またどのようなコーデに使ってもそれなりにまとめてくれる使いやすさが、細身のシンプルなスニーカーにはありますね。
pic via select square
そんなオールスターに代表されるローテクスニーカーの中で、今回注目したいのがadidas(アディダス)のGAZELLE(ガゼル、ガッツレー) なのです。こちらもジャケットなどに合わせやすい細身フォルムでシンプルなスニーカーとして、以前から一定の支持を得ていたスニーカーですが、ここ最近は特に注目されているようです。少し前にはエディフィス(EDIFICE)、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)といったセレクトショップの別注アイテム発売などもあり、服好きの間でも知名度は上昇中といったところですね。
このGAZELLE(ガゼル、ガッツレー) 、まず見た感じがいい。カッチリとしたいかにもドイツって雰囲気を感じさせながら、同時にスタイリッシュさも併せ持つ、ユニフォーム的なカッコ良さといえばいいでしょうか。元は1968年に発売されたトレーニングシューズということで、ドイツのトレーニング、いかにもカッチリ質実剛健なイメージ。
GAZELLE(ガゼル、ガッツレー)のオリジナルはスエードのアッパーで、タンとヒールに入るトレフォイルマークも何故だかシブい。adidas(アディダス)のスニーカーにみられるヒールのadidas(アディダス)マーク。あれはどうも目立ち過ぎるきらいがあるのですが、このGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)に関してはあまり気にならないのです。そして、タンのデザインもエッジが効いていて、ズニーカー全体の印象を引き締めます。
オアシスやジャミロクワイ、ケイト・モスといったミュージシャンや有名人に好まれ、スポーツ界からサブカルチャーの世界まで広く愛されてきたGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)。
また、HipHopやスケボーシューズとしても使われていたようですね。
quote:http://pausemag.co.uk
細身で綺麗なシルエットながら履き心地も良く、いろんなスタイルにマッチする万能感もあるGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)。今の自分のコーディネートに取り入れたらどんな風に着こなしが変わるのか楽しみな一足。スニーカー単品で見てもカッコよく、着用してなおカッコよく、まさに見て履いて楽しめるスニーカーなんですね。
そしてガゼルとガッツレーという2つの読み方。ガゼルが英語読み、ガッツレーがドイツ語読み。ガッツレーというドイツ語よみがドイツと日本で使われ、他の国では英語読みのガゼルが使われています。
adidas(アディダス)のスニーカーといえば、スーパースター、スタンスミスの二つが主役の座を占めていて、次にカントリー、キャンパスときて、続いてGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)が続くというイメージでしょうか。今はどうかわからないですが、数年前まではカントリーがオシャレスニーカー通アイテムとして結構紹介されていた記憶がありますね。
そんなスーパースターやカントリーなどの陰に隠れた存在という扱いだったGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)でありますから、これまでは”隠れた名作”というような紹介のされ方をしてきたものです。それがここのところの人気上昇によって、一気にスーパースター、スタンスミスと肩を並べるぐらいの人気商品になるかもしれないという状況になっているのです。
quote:https://jp.pinterest.comこのシャープでスタイリッシュな佇まいに惹きつけられる人多数
となると今後はスタンスミスのように人と被りまくるという可能性も無きにしも非ずで。まあ被ったら被ったで全然構わないんですけど。ローテクスニーカーのメリットは人と被ってもそれほど気にならないというところ。オールスターだって、ニューバランスだってそうですが、人と被るの気にしてたら履けないですしね。
(逆にエアマックスや派手なポンプヒューリーなどが被ってしまったらもう何と言いますか、とってもアレですよね・・・・・・)
ということで同じ靴を履いた人がいようといまいと関係ないのがGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)のいいところ。そして履く人自身のスタイルや着こなしでGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)をもっとグレードアップさせていきたいですよね。
ローテクスニーカーはそうやって各人の個性でより磨きをかけてあげる存在。だから履く人によって表情も異なる、被るんじゃなくて共演するという意識で楽しみたい、そんなadidas(アディダス)GAZELLE(ガゼル、ガッツレー)をあなたはどう履きこなしますか。
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ところで、私自身これまであまりadidas(アディダス)のスニーカーを履いてこなかったのですが、今とっても買ってみたいスニーカーだと思えてきたのがGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)というわけでして。
調べてみると、GAZELLE(ガゼル、ガッツレー)にもOG仕様とそうでないものがあって、シルエットなどが微妙に異なるそうです。また元々はスエードアッパーなのですが、今は合皮などのタイプも生産されているみたいですね。この辺買うときには注意した方が良さそうです。
そして、このGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)と似たものにキャンパスがあります。どこが違うのか見比べて見ましょう。
まず、キャンパス。
pic via shoes-box
そしてGAZELLE(ガゼル、ガッツレー)。
pic via GetNavi
違いとしては、タンのマーク部分、履き口の色の切り替え、爪先のデザイン、羽根と呼ばれる靴紐を通す部分の形状、といった部分を注意してみると良いかと。
またキャンパスは本体とソールをステッチで繋げていて、GAZELLE(ガゼル、ガッツレー)は溶着させているようです。写真で見てもキャンパスのソール上部にステッチ穴がありますね。
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