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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

Dickies(ディッキーズ) のハーフパンツ 42283

夏といえば短パンですが、今年忽然と短パンシーンに登場したのがDickies(ディッキーズ)のハーフパンツ。それまでオシャレなショーツといえば、グラミチのショーツが定番としてあるぐらいで、後は特に際立ったブランドや製品名があるわけでもなかったように思うのですが、なんだかいきなりショーツ界の主役みたいな。

 

うーん、まあ、理由といえば、Dickies(ディッキーズ) 自体が突然注目され始めましたよね。今まで見向きもしなかった層が874だなんだと大騒ぎ。で、その流れで短パンもDickies(ディッキーズ) を穿こうということなのか。

pic via global.rakuten

それにグラミチとかDickies(ディッキーズ) って取り入れやすそうですよね。値段も手頃だし、気取っていないし、それでいてちょっとファッション意識してますよ的な部分をアピールできるという、とっても都合の良いブランドなんですよね。

 

短パンってそんなに特徴を出せるものでもなさそうだし、他と似たようなものしか作れないんじゃないかな。買う方も短パンのシルエットがどうこうというのはあまりこだわらないというか、こだわりようがないというか。だから適当に良さそうなのを買うか、もしくは失敗したくなかったら自分の好きなブランドのショーツならまあ安心かなと思って買うか、それか定番グラミチなら間違い無いだろうと思って買うのがこれまでのよくあるパターンなのかも。

 

といったところにDickies(ディッキーズ) 874がブームとなって、「あっ、ディッキーズの短パンってあるんじゃないの」ってことで、手頃なDickies(ディッキーズ) ハーフパンツに飛びついたのが、消費者であり雑誌やメディアということなのでしょうか。

 

そんなDickies(ディッキーズ) のハーフパンツですが、実は既に定番となっている界隈があるようなのです。それがライブ。そう音楽ライブ。夏のライブといえばフェス、夏フェス。夏フェスといえばフェスに着て行くファッションにもこだわりたい。気分を盛り上げたい。そんな需要にお応えするのがDickies(ディッキーズ) ハーフパンツ。そしてそのDickies(ディッキーズ) ハーフパンツ

を穿きこなす人たちをディッキ族と呼ぶらしいですね。

pic via rakuten

そう最近やたらと耳にする目にするディッキ族。それはライブにDickies(ディッキーズ) のハーフパンツを装備して出かける人たち。Dickies(ディッキーズ) のハーフパンツは色も豊富。だからなるたけ人と被らないカラーを選ぶ。またクレイジーパターンや柄が入ったものも売っているようで、そういったもので被りを防ぐらしいです。でも他の人も差別化を図ってクレイジーパターンとか、人が買わなそうなカラーを購入するので、結局被るのじゃないかな。

 

まあそんなことはともかく、短パン欲しいけど何買っていいかわからないって人がいるかどうかもともかく、短パン選びのバリエーションとして新しい仲間Dickies(ディッキーズ) のハーフパンツが増えましたよってことですね。

 

で、実際のところDickies(ディッキーズ) のハーフパンツってどんなんやねん、ってことなのですが。公式サイトを見ると種類がいくつかあるようです。が、実際売れていて代表的となるアイテムがありまして、それが42283セルフォンポケットワークショーツというものなんです。

 

こちら膝下ぐらいまである丈で結構太め、全体にルーズなシルエットが魅力の一品。少し前までオシャレな短パンといえば膝上腿出しのキモいショーツがアパレル関係でプッシュされていましたが、あまりのダサさに少し落ち着いたのか、とりあえず街でそんな変態コーデを見かけることもほとんどなかったのは不幸中の幸い。ただ依然コンパクトショーツがオシャレという喧伝は後を絶たず今後の動きは不透明ではありますが。そんな短パン事情に一石を投ずるDickies(ディッキーズ) ハーフパンツのルーズシルエット。納得の極太シルエットは短パンにまつわる全ての迷いを吹き飛ばすオーラが。

 

もちろん作業着ブランドDickies(ディッキーズ) ですから、製品の丈夫さは折り紙つき。激しく動いても大丈夫なので、スケーターやダンス、そしてあらゆるエクストリームスポーツなシチュエーションでも愛用されているとのこと。

ライブや夏フェスでモッシュ、ダイブなどノリノリ大暴れしても安心の42283。

また、ポケットが大きいのでペットボトルも余裕で入り、スマホや財布その他諸々全てポケットに放り込んで、手ぶらでお出かけOKな便利さも有難い。

 

pic via rakuten

そしてこの42283セルフォンポケットワークショーツを日本仕様にしたモデルがUS42283ショートパンツ。シルエットを細めに、丈も短めに、つまり一回り小さいサイズ感で作られたショーツですね。さらに素材も異なりローライズとすることでスッキリとしたはき心地になったんだとか。登場してからじわじわと人気が出ているようで、現在は本家42283と人気を二分するほどらしいですが。

 

この42283とUS42283のどちらを買えばいいのか、これも悩ましい問題。伝統の42283、日本人に合わせたとされるUS42283、迷うところ。個人的にはやっぱり本家42283のぶっといシルエットを存分に楽しんでいただきたいところなのですが。Dickies(ディッキーズ) 穿くからには、日本仕様がどうこういうよりまず、本来の無骨なワーカー魂を感じてほしと。

 

pic via matome.naver

ところでDickies(ディッキーズ)のハーフパンツを着用するがダサいのかダサくないのかで迷っている人もいるようですね。洋服に限らず車でも音楽でもその他趣味嗜好が入るものには、売れれば売れるほど有名になればなるほど多数のユーザーがいればいるほど、そのものをダサく思う人もまた比例して多くなる。そしてミュージック、音楽ライブ、そしてフェスに着ていくユニフォーム的な感覚ならまだしも普段着で着用することに、なんだか抵抗を感じてしまうと。

 

本来ワークウェアなんだから問題ない、でも音楽ファン、ディッキ族というイメージもしっかりついている、という葛藤はあるでしょう。しかし、渋谷スクランブル交差点の事件、クリープハイプ写真、横浜で開催されたロックバンド「ワンオクロック」公演後の交通妨害事件といったものからもう4年の月日が流れています。そして、その間にファッション情勢も大きく変わり、よりアヴァンギャルドな、より何でもありなファッションの世界に足を踏み入れようかというこのご時世。数あるショートパンツの中の一つという側面をDickies(ディッキーズ) のハーフパンツが持つようになったとしても不思議ではありません。音楽に興味がない人、スケートしない人が、Dickies(ディッキーズ) のシルエットに何かしらのシンパシーを感じ、極太ワークハーフパンツを手に取ることも増えていくでしょう。黒、ネイビー、ベージュといった無難な色だけでなく、外しを考えて赤やパープルといった派手なカラーを選ぶファッション好きも増えるかもです。

 

そう、あらゆるものの”ダサい”が、今リセットされようとしているのかもしれない。もう一度ゼロから始めよう、と何かが囁いているのが聞こえる。ジェンダレス、境界の崩壊、かっこいい、オシャレ、ダサい、そんな感覚を一旦崩す流れ、そしてその後は、再構築があるのかさえも誰も知らない。

 

Dickies(ディッキーズ) のハーフパンツはオシャレを目指し、差別化を目指す人たちがいつかたどり着く未開の大地。音楽ライブやフェスではない普段の街中で、どのように映える着こなしを創り上げるのか。それぞれの実力が試される世界。そしてDickies(ディッキーズ) のハーフパンツの新しい魅力、誰もが知らなかった弾ける着こなしを是非。

Dickies(ディッキーズ) のハーフパンツはこちらから

 

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