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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

大人のストリートを極める 1

「大人のストリート」をテーマにした記事をよく見ます。

ストリートファッションがトレンドの最中、それをそのまま着たのでは子供っぽくなってしまうので、いかに大人っぽく着られるかという内容ですね。

 

では、大人のストリートとはどんなファッションだと言うのでしょう。大体のところをまとめますと、

 

  1. MA-1やフーディといったストリートらしいアイテムで、ロゴとか派手な色使いじゃないものを使用
  2. キャップを使用
  3. 加工色落ちデニムを使用
  4. レイヤードを駆使する
  5. モノトーンを主体としたコーディネート
  6. スニーカーを使用

 

なんていうパターンが多く見られますが。

 

ていうか、これ特にストリートとかじゃなくて、これまでも普段のコーデに取り入れてきたものばかりですよね。それを今のブームに乗っかって、殊更ストリートな着こなしを語るみたいな体裁で持って記事にしているだけみたいな。

 

まあ結局普段街中を歩いている服装はどれもストリートだ、って主張もあることですし、ストリートの定義自体があって無いようなものなので、ストリートと呼びたければそれも自由なのです。

 

「今年のオススメコーディネート」を「大人のストリート」と言い換えるのも自由。その「大人のストリート」とはこんなコーデだというのものも、各メディアそれぞれで勝手に定義しても誰も文句言わないです。

 

そしてそれを読んだ人も、記事を鵜呑みにするのも自由ですし、ちょっと違うだろうと感じるのもまた自由ですよね。

 

ただ、私思うのです。せっかくストリートが流行り、その上ハイブランドもストリートなコーデを打ち出しているこの時代なのですから、どっぷりストリートでいいんじゃ無いですか、と。

 

ロゴ入りでも派手なプリントでも堂々と着ていればいい。noahでもkithでもsupremeでも、off whiteでもstussyでも気になったものは堂々と着ればいい。

 

○○(ブランド名)はダサい、このブランドとあのブランドは合わない云々という言い方も近頃あまり聞かなくなりました。確か少し前までダサいと思われてたNIKEADIDASを同時に着るのも、今ではそれほどおかしくないみたいな。

これまで見聞きしたイケてるイケてないという感覚の多くは多分、今加速度的に廃れたり変化したりどうでも良くなったりと、つまり変化がすごいスピードで起こっているんです。

 

一つには古着の盛り上がりもあるでしょうね。古着屋の提案はその時仕入れているものの中で行われます、当たり前ですが。だからブランドの相性とか言ってられません。アイテムを見てコーデできそうなら提案です。それをブログやインスタで公開してオシャレでしょう、オシャレなんですよ、う~んオシャレ!

 

そこに規律もバランスもない、ただ手当たり次第に着たんじゃないのかというコーデが、古着屋さんのサイトではいくつも見られます。だからいいんです。今オシャレといえば古着とストリートなんだから、それに従えばいい。もう何もダサくない、ダサいコーデなんてどこにもないのだろうかー。古着だけの影響ではないと思いますが、とにかくこれまでの固定された価値観は変化しているのです。

 

(次回に続く)

 

 

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