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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

2019-2020の秋冬が早くもスタートですが

今年は6月末から始まったセールの勢いが中途半端なまま、ときにナチュラルに始まる2020年に向けての秋冬デリバリー。

もちろん今の季節は今からでも着れるアイテムというのはお約束。薄手のカットソーやジャケットが所狭しと軒を連ね、袖を通してもらいたい、即戦力と言ってもらいたい。

なんだか早いと感じるのは何故なのか。いつもなら、もうちょっと遅く?そんなこともないか。夏のセールが終わればすぐに秋冬にシフトするのは毎年のことですし、だから真夏の8月暑い日に、半袖Tシャツが売ってないなんて話は前々からされていた。

だから消費者の意見を取り入れることに過剰に必死な今のご時世なんだから、季節に合わせて今欲しいものを売れと。夏は夏のものを売っておけと。秋物なんて、9月入ってからでも十分間に合うだろう、近頃の気候をみれば。

 

しかし頑なに季節前倒しでリリースする業界。そして秋冬立ち上がり。ここで買っとかないともう買えない。ノースフェイスやストリート系ブランド、そしてスニーカー業界のような露骨な品薄商法ではないにせよ、やはり立ち上がりを狙って店舗に向かわないとというプレッシャーは今も健在みたいですね。

 

これも良し悪し、盛り上がり、満足感、何かを満たすために。7月半ばにして秋冬商品が目立つのは、やっぱり春夏物がそれほどインパクトなかったのかしら。それとやっぱりアパレル全体の沈みがちなご時世だから、シーズン序盤で来年があるさと常に今を捨て未来に希望を託す、いや未来に逃げ続けたかつての阪神ファンのように、そんな暗黒の歴史が今また繰り返されんとしてるその様にシンクロするかのように、アパレル業界も次のシーズンこそはと常に新作に期待しちゃうその循環は、心の自転車操業のようでもあり、ただそんな負のサイクルがどこかで転換しないかなというのは誰しもが思うところでありましょうか。

 

そんな転換のきっかけとなるかもしれないのが、トレンドの変化。そこに目新しさがあれば、自然と人は惹きつけられる。結局服は毎日着るものだから。そして身を包むものだから。その人を印象付ける重要なアイテムであるから。いくら安物でいいと言いながらも、良いものは良いと感じてしまうんです。感じてしまったものはごまかせないんです。

 

良いもの、例えばそれはオシャレなもの。そして自分をオシャレに見せてくれそうだと期待させられちゃうもの。多くの人にとってオシャレというと、サッパリ、洗練、スタイリッシュ、一言でいえば締まった印象でしょうか。

 

そんな締まった印象を簡単に導き出すのは月並みですが、やっぱりモノトーンなコーディネート。なんやかや、言ってもそこは黒白コーデの強み、誰でも取り入れやすく、大崩れしないで、なんだかマシに見えるという。

 

そんな、黒、と白、がこの秋冬から人気のカラーとなるような情報が一部から。現実にそうなるならば、5年ほど前のノームコアのようなスタイリッシュ路線が再びという可能性も。このところのストリートブームですっかりカラフルでシルエットもバラエティに富むスタイルが増え、それはつまり誰もがオシャレに見えるお手本もしくは共通の目印のようなものがなく、特にオシャレな人もいないし、何がオシャレかもわからないし、でもダサいのはイヤだからとにかく流行ってそうなものに飛びついて、みんなと同じブランドのものを手に入れて、皆なと同じなら自分だけダサくなることはないんだという安心感を得るのがこのところのファッションとなってしまった、そんな現状を打ち砕け!

 

モノトーンでもう一度オシャレを始めよう。多分一瞬でオシャレになるだろうたぶん。
とはいえ、以前のノームコアのような細身でシンプルなスタイルまでが再興するかは疑問ではあるけどね。

シルエットや特徴ある装飾などはそのままに、カラーが黒、白を基調にしたものが目立つぐらいか。ストリートの賑やかさは保ちつつ、カラーリングがモノトーンベースなスタイリッシュという、ちょっと想像しにくいかもですが、でも実際見たら納得のスタイルが2019年から2020年にかけて湧き上がるかもなんです。

 

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