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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

いつかライダースジャケットを着こなしたい

メンズファッションの定番と呼ばれるものは数々ありますが、定番でありながら誰もが持っているわけでもなさそうっていうノスタルジック?なアイテムこそがライダースですね。いやノスタルジックの意味は今ググってみたらちょっと違うかもとも思うのですが、なんとなくノスタルジックが気分というものです。

着込むことで本当のカッコ良さが

 ライダースにも懐かしさを感じる人がいるでしょう、往年の映画スター、名作映画、映画だけじゃなくてテレビドラマかもしれない、雑誌、ポスター、もちろんロック、パンク、ポップス懐かしの歌謡曲、それぞれにライダースジャケットを着こなした姿を思い浮かべるシーンがあるでしょう。

 

そうライダースの歴史は長い。そして古くからスターと呼ばれる人たちが着用した姿があり、自分も着てみたいと憧れる服でもあったわけです。そこには「ファッション」とか「オシャレ」といった概念ではなく、ただ「カッコ良さ」だけがあります。シンプルでわかりやすい、男の服といえばのライダース。

そんなライダースが気になってます。

 ライダースの歴史

ライダースっていつぐらいからあるのだろう、軽く気になりますよね。
その始まりは1930年、自動車・バイクが登場したころにあるようです。ハーレー・ダビッドソンがシングルのライダースジャケットを発表し、一般に広まっていくことになりました。
その数年後にはダブルライダースも登場、ライダースジャケットを作るブランドも増えてきました。
アメリカの経済発展とともにバイク産業も成長を遂げ、それに伴いライダース市場も増大します。映画にレースと、ライダースが活躍する場も増え、牛革も本格的に使われるようになりました。

 

その後アメリカ経済の浮き沈みに影響を受ける形でライダースジャケット市場も発展縮小がありましたが、現在は安定した市場を形成するに至っているようです。革の品質向上、ファッション志向など、これからも進化と拡大が続いていきそうな予感がします。

特徴

シングルライダースとダブルライダース

まずは、

シングルライダースはシンプルなデザイン、ダブルライダースは複雑なデザイン。
シングルライダースは縦に真っ直ぐなジッパー、ダブルライダースは斜めに走るジッパー。
と覚えておけばよいかと。

 

シングルライダース 

 

ダブルライダース 

 

そしてもちろんですがライダースジャケットはレザー製です。丈夫なレザーで出来ています。なぜならバイクで転倒したときに体を護るためです。さらにダブルライダースジャケットは風の侵入を防ぐためにフロントが2重に合わせた形です。
袖もジッパーでしっかり密着させるデザイン、バイクに乗るときのことを考えて作られています。

 

そういえば、ライダースジャケットってバイク乗りのためのジャケットなのですよね。知ってました?知ってますよね。しかし、なんとなくそんなことを気にせずライダースを試着したり購入したりしてませんか?大体ライダース買うのにバイクファッション店に行こうと思いますか。ってバイクファッション店っていう分野があるのかどうかわかりませんが。それよりもバイク用品店といった方がしっくりきますね。そうです、バイク用品店にはバイクパーツ、カスタムパーツ、ライト、グッズ、工具、ヘルメット、もちろんタイヤ交換もOK的なお店であり、その中の商品ラインナップの一つとしてウェアがあるのです。でも通常バイク乗りでもない限り、いやもしかしたらバイク乗りでもライダースジャケットを買おうと思ったら服屋さんに向かうのではなかろうか。ていうかバイク用品店にあるウェアですが、ここで語っているようなライダースジャケットはおそらくないのじゃないかと。そうですバイク乗りのためのライダースでありながらバイク用品店にはなく、そこにあるのはもっと機能性とかを追及した素材も新しいハイテク素材みたいなそんなものというのが当たり前な感覚でしょう。
そんなバイク用品店近頃見かけるような見かけないようなと思うのですが、そんなあなたにメモ。

東京のバイク用品店を

しかしじゃあライダースを着てバイクに乗ること自体がどうか、という話ですが、実際よくわかりません。それが一般的に普通なのかダサいのか決め過ぎとかそんななのかカッコいいのかイケてるのか。いや考えてみてください。今バイクに乗っている人の服装を「何を着てるんだろう?」って思って見ることは多分ないですよね。バイク好きの方は違うと思いますが。だからライダースジャケットがバイク乗りのための服だとして、しかしそのライダースを着た人が単車に乗っているイメージって、映画とかじゃなく現実に見たかどうかというイメージって、そんなに湧かないような気がします。

 

とかなんとか思っていたところに出てきた言葉が「バイカー」。バイカー、つまりバイクに乗る人バイカー。ライダーもバイクに乗る人。おっ、バイカーとライダー、どう違うの?

 

うん、ライダーは単車というバイクが好き昔から好きバイク自体が好き、バイカーはバイクを含めた自分のスタイルが好きバイクライフというかそれならライダーもそうだろうから例えば、ファッション雑誌で「何とかライフ」ってタイトルで写真を多用した”こんな暮らしイイよね”的なものがありますよね。そんなストイックでない気軽な生活スタイルとしてバイクのある生活を嗜んでみるってのがバイカーといえるのかも。


参考サイト

ライダーとバイカーの違い

何といいますか他のサイトを見ても、ライダーが正統派でバイカーが亜流派みたいな感じの書き方が多いように見えるんですが。確かにバイカーが後からですもんね。

と話が違う方向に行き過ぎたようです。

US(アメリカ)タイプとUK(イギリス)タイプ

ライダースにはUS(アメリカ)タイプとUK(イギリス)タイプがあるのですね。

アメリカのバイクは起きた姿勢で乗るものが多いので、それに合わせてゆったり目で着丈も短め。対してイギリスのバイクは前傾姿勢で乗ることが多く、そのためにタイトで腰が出ないように着丈も長めということです。
また、US(アメリカ)タイプはフロントにベルト、UK(イギリス)タイプはサイドにベルトがあるのが、それぞれの特徴ですね。

US(アメリカ)タイプのライダースジャケット 

 

UK(イギリス)タイプのライダースジャケット

ブランド

SCHOTT(ショット)

ライダースといえばSCHOTT(ショット)です。SCHOTT(ショット)のワンスターというモデルはあまりにも有名ですね。本格的なライダースブランドであり、ジッパー開閉式のライダースを最初に製造したのがSCHOTT(ショット)であるとのことです。

VANSON(バンソン)

続いてVANSON(バンソン)。クオリティが高く品質重視のユーザーに人気です。VANSON(バンソン)についての文章に渋カジというワードも登場しますね。ストリートファッションとしても注目されるブランドですね。

LEWIS LEATHERS(ルイスレザー)

次はイギリスのブランドLEWIS LEATHERS(ルイスレザー)。ミュージシャン着用、ロッカーズといったワードで語られる、こちらもかなりの人気を誇っています。 

JAMES GROSE(ジェームスグロース)

そしてイギリスのライダースブランドと言えばこちらも挙げておきたいJAMES GROSE(ジェームスグロース)。一旦閉鎖したものの最近復活を遂げました。


他にも数々の有名ブランド、人気ブランドがあります。50万を越えるようなハイブランドのライダースもあります。SAINT LAURENT(サンローラン)MAISON MARGIERA(メゾン マルジェラ)TOM FORD(トム・フォード)など、ライダースとハイファッションの融合も加速なのか、着てみたいですか、よくわかりませんね。

 

バイクに乗るためのライダースもあれば、ライダースジャケットのデザインが欲しくて作ったファッションアイテムもあります。ライダース選びには自分がどのような趣味趣向を持っているのかも認識して、自分に合ったブランドや製品を手にすることが長くライダースと付き合えるコツかもしれませんね。


着こなし

ライダースジャケットの着こなしについては、ハードなイメージをいかに緩和させるかが街着としてのポイントです。
そのためによく見られるのが、パーカーと合わせる、スラックスと合わせる、中にシャツを着る、といったパターン。
いかつい印象を和らげるためのパーカー使いであり、上品なアイテムで無骨なライダースとのバランスをとるといった手法が目立つところです。

 

ライダースを買う場合やっぱり黒を買う人が多いと思うのですが、黒でハードなアイテムであるライダースなので、そのインナーには白のカットソーや白シャツ、とにかく白を使うこともポイントになるでしょうね。もちろん白しかダメということではなく、あくまで考え方の一つであり、あえて黒を入れることもあるでしょう。
ライダースの着こなしのキーワードに「クリーン」があります。清潔感、すっきりさせる、ということを意識しようと。とにかくライダースはワイルドなので、それとの対比を考えましょうということですね。

 

まあこんなことを言ってはなんですが、何やかやいってもライダースジャケットが与える印象は強烈。どうしても「ハード」「ワイルド」といったテイストは伴うもので、それをオシャレにといってもまあ半分自己満足といった感じになるんじゃないかな、と。

 

逆にライダースの無骨さを完全に融和したコーデなり見かけになった場合、それはもう「別にライダースでなくてもいいんじゃない」的な見方をされるかもです。そうなるとライダースがかえって邪魔になるみたいな、本末転倒?みたいな。こんな言い方で合ってます?

 

ライダースのイメージに合わせてコーデを組むとまさしくバイカースタイルみたいな、単車乗りますみたいになっちゃいそう。

ライダースのイメージを保ちながら、街着として「ファッション・オシャレ」ってところを目指した着こなしが可能なのかどうかですね。そんな素晴らしい着こなし是非あなたの手で見つけていただきたい。

 

ではちょっとライダースの着こなしいくつか見てみましょう。

 

ライダースその1

裾シャツ出し

 こちらよく見たらライダースじゃないようなのですが、まあ参考ということで。

着丈の短いコンパクトなジャケットにピッタリジーンズというハードな構成に、シャツとストールで緩和させたスタイル。ライダースジャケットの着こなしの手本といえるでしょうか。

 

ライダースのインナーに着る服の色は、まずは白やそれに準ずるカラーにしてみましょう。 靴とストールも茶色で合わせ、さりげなくまとめています。

 

ライダースその2

全身黒パターン

 ライダースコーデでよく見られる全身黒のパターンですね。ですが身体にピッタリのサイジングなのでワイルドさは薄れ、スマートに見えます。

このあたり、動きやすさをとるか、オシャレに見せることをとるかで、サイズ選びなども迷うところかもしれません。

ここではさらにハットを使うことで、少し品のあるスタイルにまとめていますね。

 

そして上の写真もそうですが、ライダースの着こなし例など見ていると黒スキニータイプのパンツが多いですね。黒スキニーでなくてもグレーなどの細身のパンツとかで、あまりインディゴデニムを合わせたものは見当たりません。

 

実際にはインディゴのジーンズを穿いた姿も多数あるかと思うのですが、こうしてスナップに載るようなオシャレな着こなしと見做されるのは黒系の細身のパンツと合わせたものになってくるのでしょうか。

 

ライダースその3

ビジネスカジュアル?

 ライダース着こなしの定番の一つにスラックスを合わせるという手法があります。装飾のついた派手でワイルドなイメージのライダースとスーツスタイルをMIXさせるというオシャレの基本ワザですね。

 

ただこちらの場合、インナーにシャツとネクタイなので、ジャケットの代わりにライダースを着ただけというかなりスーツ寄りな格好となっています。そこで足元は白のシューズにしてうまくバランスを取った形でしょうか。

 

ライダースジャケットの袖口から覗かせたシャツの白、これが靴とインナーの白とマッチしてオシャレ。

 

ライダースその4

ややこしいのが出てきました

 またもやオールブラックでお届けすることになりました、今回のライダースコーデ。そんなに黒が好きか?というほどに、ライダースの着こなしとなると、ブラック、ブラック、またブラック。もちろん残業代ゼロですよ。

 

だからせめてもの抵抗に、パンツの丈は中途半端でやる気なさを醸し出しているのですが、さあこれがオシャレなのか?ということですね。

 

ハッキリ言ってわかりません。これをオシャレとする人もいるでしょう。微妙かなと思う人もいるでしょう。

 

黒ライダースに中は黒スウェットの上下ですか。もちろんスウェットを合わせることはいいのですが、上下スウェットがどうかと。まあ色が黒だからその分引き締まって見えるからなんたらかんたら。

スウェットだから、その上に足首見せの抜け感が必要なのかどうか。

 

そしてスニーカーの色もこれまた中途半端。会社にあった誰のものかわからん靴を履いて出てきましたといっても立派に通用するでしょう。

 

そんなライダースの着こなし、それでも本人がよければいいんじゃないでしょうか。ライダースでオシャレをしなければいけないって誰が言ったの?

ちょっと寒いからライダース羽織って出てきただけよ。そこの角曲がったところに自販機あるの。

 

そう、ライダースはライダースなのです。 みなさんファッション雑誌でライダースが乗っていますね。思うのです。着こなしって結局どれも似たようなもの。

 

いやそれぞれに異なるテイストやこだわりがあるのかもしれませんが、まあパッと見た感じほとんど同じような感じになってしまうじゃありませんか。黒、ハード、ちょっと薄暗めの写真で男くさいイメージに撮りあげたコーデの数々。

 

で、ライダースに似合いそうな人しか着てません、雑誌の中では。当たり前か。似合わなそうな人がライダース着て、メッサおしゃれ~ってなスーパーな着こなしがないものだろうか。

 

大体オシャレな着こなしといって出てくる写真は何着てもサマになりそうな人が着てますやん。別にオシャレでなくてもオシャレですから。オシャレと言われればオシャレですから。

 

オシャレを否定するのは難しいですよ。じゃあどこがオシャレでないの?って聞かれて上手く答えられる自信がありますか?

 

だから言ったもん勝ちって部分もあるのです。オシャレだと自信を持ったもの勝ちみたいな。

 

前衛的なファッション、理解できますか。あんなもの理解できるのはそれを着た人考えた人だけでしょう。あ、ちなみに前衛的ってアバンギャルドのことね、時代に先駆けているさま、ってことね。先駆けているってどういうことでしょう。先を進んでいるということでしょう。それはつまり進んでる、みんなより進んでる、だから絶対オシャレなのッ!!!!

 

そんなオシャレを見ていただきたいのでご紹介。

「オシャレってなんだっけ!」凡人には着こなせない前衛的なファッション8枚 | COROBUZZ

 

 

ライダースの着こなしは奥が深いのです。

 

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 ライダースジャケット高いですよね。もちろん格安のものもありますが、出来るならSCHOTT(ショット)などの人気ブランド、定番とか本物とか称されるところから選びたいものです。せっかく買うのなら。

 

買ったら是非着込んで育てて頂きたい。そのためにも長く愛用できるものを選びたいですよね。

 

そう考えると、オシャレとかファッションとかそんな次元でちまちまと語るようなものじゃないのかもしれません。ライダースはもっと上のレベルの本物の服として君臨するものなのかもしれません。

 

もちろん着こなしを考えるのはおかしくありませんし、それも大事なことでしょう。しかし最も優先されるべきはライダースをライダースらしく着ること、なのかもしれないですね。

 

それでは、また。

 

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