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洋服選びと素材の話 ~ 落ち感、ハリ感、ウール、綿

洋服の素材にはウール、綿、ポリエステル、ナイロン、リネンがなどがあり、見た目や着心地に影響を与えるものです。服を選ぶ際にも素材を気にする人とそこまで気にしない人がいると思いますが、近頃はウールライクな見た目や風合いのポリエステルがあったりと「この素材だから着心地はこう」といったような境界が曖昧になってきています。それでもやはり元々の素材としての特徴の出方があるわけで、全く同じになることではないですね。

 

そんな素材の違い、洋服選びの際にも考慮する場面が出てきます。例えば今話題のワイドパンツ。試着してみてイメージ通りなものとそうでないものがあったりしませんか。同じような太さで同じような形状のワイドパンツでも種類によって異なるのですが、そういう場合は素材の違いの影響といえます。

 
ここにウールと綿の2つの種類のパンツがあるとしましょう。素材がウールのパンツは「落ち感」があり、綿のパンツは「ハリ感」があるのが一般的です。

この落ち感とハリ感。シルエットにも結構違いが出るもので、トロンとした感じやストンと落ちる感じ、また適度なドレープ感が好みならばウールの素材を、一方生地にハリがありしっかりした感じや、パンツの形が保った状態が好みになるなら綿の素材を選ぶことになるでしょう。

ウールのパンツ トロンとした落ち感があります

 

綿のパンツ 見た目にハリがありますね

 

これらはあくまで一般的な例であり、綿を使ったパンツでもウールライクな見え方をするようなものがあったり、素材の開発によって本来持っていない特徴を持たせることも可能になってきたりと、素材を見て一概にこうだとは言えなくなってきているようです。しかし、それはそれとして、まずはそれぞれの素材の本来の特徴を知っておくことが、自分の好みに合うアイテムを選び出すのに役立ってくれるでしょう。

 

ワイドパンツを例にすると、自分がしたいスタイルがキレイめな落ち着いたものであればウールを使ったもの、カジュアルでアクティブな感じにしたかったりロールアップで軽やかなスタイルを望むならば綿を使ったものを中心に探すようにすれば、いろいろ見ているうちに「自分はどんなパンツが欲しかったんだろう」って道に迷うことはなくなるでしょう。最初に思ってたのと全然違うのを買っていた、ってことも回避しやすくなるんじゃないかと。

 

こうした素材の特徴、きちんと覚えようとするとそれはそれでまた面倒くさくなるものです。「大体こんな感じ」ぐらいで気に留めておけばいいんじゃないですかね。またショップで店員さんの話の中に素材に関するものが出てきたら、意識して覚えておくようにするのもコツですよ。それが自分に合うものを自分で見つける判断材料になるのですから。

 

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