例えばファッションに特に興味が無いという人でも服を買いに行くことはあるわけで、そんなときは店にある服の中から好みの色やデザインを選びます。適当にカジュアルシャツを買うつもりだとしても、ボディのちょっとしたデザインが気に入ったり入らなかったりで、買おうかどうしようか悩んだりもします。つまり多くの人は、自分が着る服について何らかのこだわりを持っているものです。
それは自分をよく見せたいとか、良い服装でありたいという潜在的な欲求があるということでしょう。あるいは、特にオシャレを目指すわけではないけど、変な格好もしたくないという思いかもしれません。おそらく両方の考えを持ち合わせているというのが、多くの人に当てはまるのではないでしょうか。
そのように誰もが良い格好をしたい、カッコよく自分を見せたいと思って買い物をするわけですが、思ったとおりの服装になってくれないことが多いのです。店で試着したときは良く見えても、家に帰って着ると今一だったりして。何故なのだろうと悩んだり、ファッション雑誌を読み漁ってオシャレになろうとしてみたりします。「街に出てファッションをチェックしています」とかいう書き込みをネットで見て、自分もやってみようとオシャレな人が多そうな場所で歩いている人を見たりすることもあります。
しかし、そうやって悩んでも答えは出ず、雑誌を見ても写真の羅列で知識のようなものは何も得られず。待ち行く人を見ても、ただ人が通り過ぎるだけでやはり何も得られたものはない。
そして思うのです。ファッションって分け分からん、と。
確かにファッションって分かりにくいイメージがあります。というかそのような雰囲気作りをわざとしているようなフシもあります。テレビでファッションチェックとかやっているのを見たりしますが、あれもそうですね。「この色使いはイマイチね」とか、「ここの合わせ方は上手」とか批評するのですが、何故イマイチなのか、何故上手なのか、ということを説明しません。だから、見ている人は「ファッションとは感覚的なものだ」「センスある人しかオシャレになれない」と思い込んでしまうのです。
ちょっと笑いを取ろうと思うときに「僕、ファッションリーダーだから」という言い方をすると、大概笑いになりますね。ファッションって意味不明のものだと思っている人がほとんどなので、その分野でリーダーですと言っても嫌味にならずに、逆に自分を落として笑いにする手法になってくれるのです。
しかし、そうはいっても毎日服は着るわけで、そしてやはり格好良く見られたいし、いつまでも「どこか違う」と思いながら服を着ていたくはないですね。そこで、まずは基本的な着こなしを固めることにしましょう。一旦自分の好みは置いておき、間違いないスタイルを身につけましょう。
私がこれまでに得た知識と経験を含めて、そういった着こなしについて、これからこのブログで記事にしていきたいと考えます。基本の着こなしを覚えれば、自信がつきます。私の場合でいうと、とりあえず変な格好ではないという自信であり、誰と会っても恥ずかしくないと思えます。もし誰かに服装のことで何か言われたとしても、「コイツの好みで言ってるだけで、自分の着こなしには何等影響しない」と落ち着いていられるのです。
そうなれば、次は自分のこだわりを取り入れてみたり、カッコよく見せたいという欲求を満たすアイテムに挑戦していけばよいでしょう。そこでもし「ちょっと違うかも」と思ったら、すぐに基本に戻ればいいのです。落ち着くべきところが分かっているあなたは、もう安心して自分流の着こなしを見つけていくことが出来るということですね。
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