増えつつあるセットアップスタイル
ファッションスタイルの一つ「セットアップ」。以前は結婚式の2次会などの適度にカジュアルダウンさせたい場面で使うことが主でしたが、此の頃では時と場所を選ばず普段着として気軽に使えるスタイルに変わってきたみたいです。
quote:http://zozo.jp普段着の使用も珍しくなくなりました
セットアップといえばスーツのようにテーラードジャケットとスラックスの組み合わせを指すことが多いのですが、その他にもデニムジャケットとジーンズをセットアップで展開したり、スウェットのセットアップという売り方をしたり、スーツとは全く異なる種類のアイテムでも、上下で同じ素材と色ならばセットアップと呼ぶようになってきました。
また、厳密に同素材でなくてもテーラードジャケットとスラックスがほぼ同じ色で組み合わされた場合、セットアップと呼ぶこともあります。このようにセットアップの定義がかなり緩やかになったことも、セットアップ着用の自由度が高まったことに少なからず影響があったと思います。
セットアップはスタイリングしやすい
セットアップは上下のアイテムが初めから揃っているのが魅力です。後はそこにカジュアルアイテムをプラスしていけば自然とオンオフミックススタイルになるので、手軽にオシャレっぽく見せることが出来るのです。
靴もキッチリ目のスタイルにしたければ革靴を、カジュアルに振りたいならスニーカーが使えます。白シャツを合わせてドレス要素を強めたところに、外しとしてスニーカーでもよいでしょう。
quote:http://otokomaeken.comパーカとスニーカーをあわせるだけで簡単スタイリング完成
ファッションに興味を持って、テーラードジャケットを買いに行くと、同素材でスラックスが用意されていることが多いですね。逆にスラックスを買おうとしても、同様にジャケットも売ってます。予算に余裕があるなら、もう一方も買っておいてセットアップスタイルにもチャレンジするとよいと思います。
セットアップにもいろいろある
オンスタイルでも使えそうな素材だけでなく、くだけたイメージの素材や見え方のテーラードジャケットやスラックスもありますが、そのようなアイテムでのセットアップも面白いものです。形はテーラードジャケットですがビジネスには向かず、あくまでカジュアル用途であり、ボトムスも同様にあくまでもカジュアル向けのもの。
このように、セットアップでありながらカジュアル要素がすでに入っているので、普通に白シャツと革靴を合わせてもオンオフミックスになるために、そのまま街着として使えます。
もちろんカットソーやカジュアルシャツでもOKです。あくまでもセットアップなので、キッチリした部分が必ず含まれてるからミックススタイルは出来上がるのです。
こんなサルエルのセットアップを着こなしてもらいたい
サルエルパンツにも同素材のジャケットがあったりします。サルエルとテーラードジャケットのセットアップもこなれた感じがしてオモシロイものです。一般的なセットアップスタイルと比べて、ルーズな雰囲気がありますが、そのルーズさが余裕を感じさせます。堂々と胸を張ってルーズなセットアップで歩くと、洋服を着こなしていると実感できると思います。そう感じられれば、見た目にも自信のようなものが滲み出てきます。それがオシャレに近づく秘訣です。
セットアップに慣れる意味
このように、セットアップには仕事でも使えそうなオーソドックスなものと、遊びを入れた自由な空気が感じられるものがあります。初めてのセットアップは、オーソドックスで使いやすそうなタイプが無難だろうと思うかもしれませんね。どうしてもスーツのイメージがついてまわるので、そこから崩したスタイルに持っていくことが想像しにくいのです。しかしセットアップを使って着崩すことに慣れていくうちに、カジュアルライクなデザインのものにも抵抗がなくなってくるでしょう。そうなれば、自分の中に新しい着こなしのアイデアが湧いてきたりするものです。
視野を広げるからこそ、オーソドックスなものの良さもわかる
そしてそれが、今までよりもファッションを楽しめることになり、慣れないものも積極的に取り入れてみようと思うことに繋がります。セットアップというものを、あくまでカジュアルに着るもの、街着として使うものと割りきって考えられれば、洋服を選ぶ範囲も広がり着こなしの感覚ももっと養われていくでしょう。
そしてその先には、またオーソドックスなもの、ベーシックなスタイルの良さが再確認出来る時が来るでしょうね。初心者のときにベーシックだと思っていたものの他にも、たくさんのベーシックでありオーソドックスなアイテム、着方、考え方があるということが理解出来てくるのです。それによって自分の凝り固まったこだわりや思い込みが溶けていき、自分のファッションのレベルが上がっていくことも実感することになるでしょう。
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