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服装に自信を持つための基本の着こなしについて その10 ~ 秋冬コーデ Vol.2 具体的な選び方

前回の基本の着こなしシリーズ その9 で、シンプルなアイテムを選ぶことについて語りましたが、具体的にどんなものを選ぶのがよいかについて、みていきたいと思います。

ここではファッションに興味を持ち始めた段階の人が、まずはオシャレな着こなしを一つ固めることを目的に紹介していきます。

 

1.ボトムス

ボトムスで最初に選んでほしいのは、黒のテーパードシルエットのパンツです。

細身のパンツはシルエットを整えやすいからです。秋冬はアウターを着るので上半身にボリュームが出やすく、それに対応する基本のシルエットはYラインなので、細身のパンツが有効なのです。


また、黒という色はどの色とも合わせやすく、モノトーンカラーでもあります。モノトーンは服装の色使いにおいて最も無難であり、かつスタイリッシュなイメージを作りやすいです。

 

テーパードパンツは細身のシルエット

 

細身のパンツなのでもちろん黒スキニーでも構いません。というか、以前はスキニーを一番にオススメしていたのですが、近頃は大分テーパードパンツの認知度も高まり、細いパンツを買う目的でテーパードを選ぶ人も増えてきているようです。そしてブランドもテーパードタイプを積極的にリリースしている現状ならば、スキニーよりも取り入れやすいテーパードを主体にオススメしても良い時期なのかなと考えています。

 

 
一方で、今年あたりからワイドシルエットのパンツも数が増えています。またワイドとまではいかなくてもそれなりの太さを持ったパンツも見られます。しばらく細いパンツが続いた後なので新鮮に見えますし、オシャレにも感じられます。しかし、まず最初に手に入れるパンツは細身のものがよいと思います。


何故なら、シルエットの3つの基本であるAライン、Iライン、Yラインのうち、IラインとYラインの2つはボトムスが細いシルエットです。3つのラインのうちの2つに対応出来るという意味でも、細身のパンツが良いのです。

 

そしてパンツの素材ですが、スラックスでもデニムでもチノでも構いません。とにかく黒のテーパードであればよいでしょう。

 2.アウター

黒のテーラードジャケット、ダークカラーのステンカラーコート、黒かネイビーのピーコートがオススメです。

 

テーラードジャケットは街着としてのオシャレコーデの定番ですね。テーラードジャケットのフォーマル要素が他のカジュアルアイテムとのミックス効果を作りコーデを整えます。黒で無地のものを選びたいですね。

 

黒のテーラードジャケット

 

ステンカラーコートについては、アウター・コート類の中でもシンプルであり、こちらもフォーマルオンスタイルの要素を持っています。シンプルでダークカラーのステンカラーコートならば、クセもなく色々なアイテムと合わせることが出来るでしょう。

 

ステンカラーといえばベージュカラーの展開も多いですし、実際人気のある色でもあります。しかし、ファッション初心者の着回しやすさを考えると、ここはダークカラーにしておきたいところです。できるだけ合わせられる範囲を広げたいからです。

 

ダークカラーのステンカラーコート

 

ここで言うダークカラーとは黒か、もしくはグレーやネイビーのダークな色合いのものです。

  

ピーコートもメンズファッションの定番であり、毎年いろいろなメーカーからリリースされるものです。またグリーンやベージュなどいろんなカラーでの展開も行われていますが、ピーコート本来のカラーはネイビーということもありますし、また合わせやすさを一番に考える意味でも、ネイビーもしくは黒を選びたいところです。

 

ネイビーのピーコート

 

3.インナー

黒のボトムスと黒もしくはダークカラーのアウターを揃えたその次は、そこに合わせるインナーをどうするかですね。これについてまず考えることは無地のものを選ぶことです。

無地だからこそコーデのカッコよさが活きる

 

アウターもパンツも黒なので、インナーぐらいはカッコイイと思うプリントが入ったカットソーや、人気の柄でデザインされたニットなどを使いたいと思うかもしれません。しかし、ここは我慢して無地のシンプルなもので徹底して欲しいのです。

 

プリントや柄物を考え出すと、いろいろ商品を見ているうちに、いつの間にか以前の派手すぎるプリントや合わせにくい柄物に手を出してしまうことになりかねません。
いくら気をつけていても、ついこれまでの考え方のクセが出る、という話がありますが、ファッションにおいても同様に起こりえる話です。

 

カットソーにしても、セーター、カーディガン、シャツにしてもまずは無地のものにしましょう。そして色は黒、白、グレー、ネイビーの中から選ぶことです。

 

例えばアウターもパンツも黒ならば、グレーかネイビーのインナーで。
アウターがネイビーでパンツが黒ならば、黒かグレーのインナーで。
アウターがグレーならば白のインナーを使ってみるといった感じですね。
もちろんこれ以外の組み合わせでも構いません。
また、白シャツも一点用意しておくとよいでしょう。

 

全身黒でもいいですよ

 

アイテムをシャツにするかセーターにするかは好みで選んで貰えればいいと思います。また、今年はタートルネックやハイネックが流行になっていますが、こういったものを選んでも良いでしょう。


ただそれはトレンドだからではありません。タートルネックやハイネックのニットを着た場合、その中に着た服は隠れてしまいますよね。なのでインナー同士の合わせをあまり考えなくていいのです。

 

ハイネック一枚着ればそれでインナーは落ち着いてくれるので、ファッション初心者にとっても便利で手軽ですね。


4.靴

靴は黒のスニーカーか黒の革靴にしましょう。オシャレという観点からは革靴の方がオススメとなります。

 

しかし、革靴でそれなりの格好に見せようとすれば、あまり安い物は避けたほうが懸命です。最低でも3万円は予算として用意しておいてもらいたいところです。もちろん探せばもっと安い値段で革靴は売ってますし「オシャレですよ」といって販売されているものもあるかもしれません。

 

しかし結局安いものはそれなりの見え方にしかなりません。履き心地もやっぱりそれなりです。耐久性もしかり。1万円や2万円代で売ってる靴でも大丈夫といって紹介しているサイトもありますが、最初はそれでよくても多分不満は出てくるでしょう。

 

黒スニーカーは、ソールが白くてもOK

 

そのため、そんなに予算はないという場合ならば、黒のスニーカーにした方がよほどマシです。スニーカーでも高いものはありますが、手頃な価格のものでそれなりに使えるものもあります。定番のオールスターでもよいですし、VANSのオーセンティックなども人気があり、これらは5千円程度で手に入ります。
また1万円前後ぐらいで探せば、他にももっと選べるものが出てくるでしょう。

 

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今回は基本の着こなしとしての、アイテム選びの考え方について書いてみました。
全体的に黒ベースであり、地味な印象を受けるかもしれません。しかし初めはこれぐらい徹底して服を選んだ方がよいと思います。中途半端に好みを入れたりすると、そこから一気に考え方が崩れます。

 

色にしてもベージュやカーキ、薄いブルーなども入れたかったのですが、このような色は明るさや派手さの幅が広く、人によって派手すぎたり別の色味になったりしてしまいます。そうなると、基本を固めることが難しくなります。

 

今回の記事を参考に選んだアイテムならば、主張も少なくシンプルなものなので、お互いに合わせやすいと思いますし、それなりの格好にも見えると思います。つまりこれで、一つの着こなしを確立したということです。


そしてここからは、この着こなしをベースにした上で少しずつ好みを加えていき、着こなしのバリエーションを増やしていきましょう。色についても増やしたくなると思いますが、そのときはベーシックカラーの中から選ぶようにするのが、初めのうちはオススメです。

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