カラブロ2

カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

5月27日発売ユニクロとガーメンツのポロシャツは、やっぱりか、ここでユニクロらしさ全開ときたか、妙に納得?でもまあどうでもいいかみたいな。

あのネペンテスが世界に誇るファッションブランドエンジニアードガまーメンツ、あっもといエンジニアドガーメンツとユニクロがコラボするって想像するだけでウキウキワクワクな一週間。今回だけどポロシャツだけなの?ってちょっと物足りなさを覚えながらも527日の発売日をなんとなくだけど期待しながら待っていた。

 

ああ、今年も単調なファッションばかりな夏がやってくる。だからこそ何か変化をつけられるアイテムを欲していたちょうどその時、うまい具合に登場したコラボが今回のEngineered Garmentsユニクロのポロシャツというわけでして。これ一枚でうまくいけばオシャレな夏を演出できるかもなんて淡い期待を抱かせる。

 

そして行ってきましたユニクロ大型店。本当は近所のユニを覗くつもりだったのですが、これも偶然といいますかたまたま歩いてたところが大型店の近く。ということで、せっかくだからフルラインナップ見てやろうと思ったのです。

 

今回のエンジニアドガーメンツとユニクロのコラボポロシャツは、大きく分けてオーバーサイズとドライカノコの2種類。

ドライカノコの方は、色や柄の切り替えが施され、なんとなく着るのに抵抗を感じそうなところもありました。その点オーバーサイズポロの方は目立った切り替えもなくシンプルなソリッドデザインに見えて、白・黒・オリーブのカラー展開なこともあり、使いやすそうな匂いプンプンなもので、当然狙っていたところ。

 

店頭に並ぶEGユニクロコラボ。しかしそこから感じ取れるのは、なんとも言えないチープな佇まい。なんでしょう、カノコポロの切り替えは、実物を見ると本当にベタな切り替えという表現が合ってるかどうか、ともかくはっきり切り替わっちゃってるんです。

わかりますかね、この感覚。一般のブランドであれば、もしくは本来のエンジニアドガーメンツの製品であれば、もっと繊細なもっとセンス良く処理されているであろう切り替えが、ここら辺やはりユニクロの限界と言えるでしょうか。

 

そして肝心のオーバーサイズポロなのですが、まずパッと見てあまりに安っぽい生地感。素材、材質、質感どの言い方が適当なのか、ともかくその部分で大きくマイナスに振れている。だから、いくらカッコ良いデザインであったとしても、今風のシルエットであったとしても、その服自体が醸し出すチープさは隠しようがなく、というよりもそのチープが主張しすぎてそれを着る人間までも安っぽい印象になってしまいかねない。

 

さらに写真で見たときはそれほど目立って見えなかったのですが、このオーバーサイズポロは肩のあたりにジグザグなステッチが施されているのですね。このステッチ、同色の糸が使われているのはいいのですが、実物を見るととってもはっきりステッチしちゃってるのです。よく見たらステッチがあってなんだかオシャレなんてことはサラサラなく。

だから目立つ。ステッチ目立つ。ステッチ肩に乗せて歩いてるように見えるだろう。そのステッチおいくら?

 

ああ、ステッチがないとそれこそ単なる無地のポロシャツで、ガーメンツらしさが出ないからってことなのか。しかしそれでよかったんじゃないだろうか。無理してステッチ乗せたばかりに、安っぽい素材に安っぽいデザインの上塗りという悪循環。

 

今やプチプラ全盛の平成から令和な時代において、ユニクロの服はもう普通の一般アパレルブランドと何ら変わらない位置付けになってるでしょうか、ユニクロでコーデしオシャレする感覚も異端でなくなってきてるという。しかしやはり気を抜いてはいけないという事例として今回のEngineered Garmentsは記憶されるのか。まあいい時もあれば悪い時もあるさ。ファストファッションなんだもの。いつでもいい服ばかり作れるわけがない、ってことでいいでしょうかね。

 

今回のことで思ったのですが、以前はオタクファッションとかダサいファッションというのはデザイン面でのダサさみたいなところが大きかったのように思います。色使いが地味っぽかったり変な柄だったり、いかにも野暮ったいチェック柄とかありましたしね。それが近頃はあまり陰鬱な色使いだったり、変なチェック柄のようなものは見かけなくなったと言ってもいい。ユニクロにしても、ベーシックなデザインを主としてますからね。

 

しかし、今後新たなダサい基準として素材や質感が浮上してくるんじゃないかという気がしてくるわけです。デザインほどには違いとか良し悪しが見た目でわかりにくいかもしれませんが、今回のポロシャツみたいなあまりなザラザラヨレヨレは、全てを壊す。

素材というのは洋服の土台みたいなものかもしれません。ありえないとは思いますが、ヨレた素材に極上の色使いで仕上げたとしても、色の綺麗さは質感の悪さで帳消しになり、残るは質感のマイナスイメージのみになるような気がします。

 

これまで服選びにこだわるところって、色とか柄とかのかっこよさというデザイン面がほとんどだったという人も少なくないと思うのですが、これからは質感にも気をかけていくのが良いのかも。例え無地ものの服を買うときでも、いや無地ものだからこそ質感が目立つのかもしれません。

デザインなら良い悪いがはっきり認識できる。見た人もこれは好き、これは嫌いと言える。しかし素材とか質感となると、見た人もそれが良いか悪いかをうまく言えないかもしれない。心の中では、何となく好きとか嫌いとかあるかもですが。でもその「何となく」な部分で印象は左右される。

 

デザインのようにハッキリとした反応でなく、静かな反応。質感が悪い服はそんなサイレントな心の働きによってあなたの評価を下げるかもしれない。

 

と、話がすっかり違う方向に行っちゃいましたが、そういうわけでエンジニアドガーメンツとコラボしたからってオシャレになれると思っていませんか?

 

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