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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

オシャレ上級者になるには 〜 そもそもオシャレ上級者って何だろう

ファッション初心者を卒業し次のステップに向かおうとしているあなた、それはどんなステップですか、自分が向かうべき着こなしは見えていますか、迷いはないですか。

 

初心者から中級者、そして上級者へ。ファッションに限らず、そういった流れで人は成長していき、新しい経験を積み、知識を増やし、より高いレベルで楽しむことが出来るのですね。

 

初心者と上級者。スポーツならば技術の違い、上手い下手で、判断することも容易いですね。楽器の演奏にしてもそうですし、まあ大概のものは初心者と上級者の違いって明確にわかるものだと思います。

 

ところがファッションについては、そこのところわかりにくいですよね。

オシャレだなって感じる人はいます。でもその人を「オシャレ上級者」だと感じることってあるでしょうか、ないんじゃないでしょうか。あるかもしれませんが。  どっちやねん。

というのは、普段オシャレに対して上級者とか初心者といった観点で捉えることってないように思うのです。

 

スポーツとか音楽とかラジコンなんかでもいいです。それらは初心者と上級者って区分けすることありますよね。この人上手だから上級者だ、メチャクチャ上手くはないけどある程度こなせるから初心者ではないな、ということは中級者かなって具合に、自分で勝手に判断つけることも出来ますね。それが合っているか間違っているかは別として。

オシャレはどこからやって来るのだろう

 しかしファッション、またはオシャレにおいて、どれぐらいなら上級なのか、どれくらいなら初心者レベルを突破しているのかが非常にわかりにくいです。

 

ネットでオシャレ上級者といったワードで検索すると、オシャレ上級者についての記述や、ファッション初心者と上級者の違いについて書かれた記事などが色々と出てきます。そういったのものをいくつか見て思うのは、「オシャレ上級者とはこういったレベルだ」とか、「ファッション上級者の着こなしはこれだ」といったようなものは、結局初心者の着こなしとあまり変わらないものが載っていたりする、ということです。

 

オシャレ初心者のためにというテーマで「こうすればオシャレに見えますよ」てな内容と、「オシャレ上級者はこう着る」といった内容が、一緒です。

 

いや、だから良くないとか悪いとかいうことではないんですよ。そんな状況だからこそ分かることがあるのです。

それは、初心者と上級者の違いって見た目で明確に分かるものではない、ってことです。ハッキリ区別できるものでもないってことです。こっちが初心者、こっちが上級者、だからこのレベルならあなた上級者ね、ってことにはならんということです。

 

違いがわかりにくい、それがファッション、オシャレ。

人によってオシャレと思ったり思わなかったりする着こなしもありますね。誰もが一様にオシャレだと評価するファッションって無いわけで、またファッションのジャンルもそれぞれ違うわけで、だからつまり、初心者とか上級者って分け方に意味があるのだろうかっていうことをこの頃考えるわけです。そしてしばらく考えると、もう短絡的に「オシャレに初心者も上級者もないんだ」って結論付けそうになるんですね。そうしてしまった方が楽だから。しかし同時に「でも、パッと見て他とは違うオシャレな人っているよな」ってことも考えるわけです。それをどう説明するんだと。やっぱりどこか初心者と上級者の違いはあるはずだ、という姿勢で考えた方がいいんじゃないかと。

 

そんな時に出会ったのがこちらの記事。

仮説〜初心者と中級者と上級者の違い、個人でコンテンツを作り成功する方法は?など〜 ‹ ビガーリブ〜BiggerLive〜

 

記事内にある「なんとなく行うのが初心者。行った行為を全て説明できるのが中級者。その行為の正解率が8割を超えたら上級者」という文章から、”オシャレ上級者とは何か”という疑問について考えてみました。

 

初心者は誰かのコーデをとにかく真似ます。もしくは教えられた着こなしをそのまま取り入れます。どういう理由でこのアイテムを合わせるのか理解せぬままに。

なので「これが上級者コーデなんですよ」と言われて教わったアイテムをそのまま買って着たとしても、見かけは上級者コーデかもしれないがその人自身は初心者のままなのですね。

 

これが中級者になると、トップス、、ボトムス、インナーから、靴、帽子、小物類に至るまで、何故今日はこんなコーデにしたのか、この組み合わせにしたのかを、全て言葉で説明できるということになりますね。まあ、ファッションは感覚的な部分、感性で判断する部分も大切にしたいところなので、「全てを言葉で説明することにこだわりすぎる」と却ってワザとらしいといいますか、いびつなコーデにならないとも限らないと思いますが。

ただ、初心者と違ってアイテム選びなどをなんとなく決めてしまうのでなく、理由があってコーデを組めるレベルには到達しておきたいところですね。

 

そして上級者です。自分のコーデについて、アイテム選びから合わせ方、着こなし方に至るまで説明できた上で、それがオシャレだと認められる。これが8割以上の確率で行えたなら上級者だと。

 

この考え方でいけば、初心者と上級者の服装が同じであっても何等問題ないと言えるでしょう。初心者はそのコーデを雑誌で見たまま真似しただけであり、上級者はそのコーデのアイテムそれぞれについてどういう意図で選び、どういう意図で組み合わせたのかを説明できるということなのです。それが初心者と上級者の違いだというわけですね。

 

それよりも問題なのは「何等問題ない」の「何等」がそのままでは変換できないことですよ。「なんら」と入力して変換キーを叩いても「何等」が普通に出てこない。えっ、何等って特殊な言葉なの?って戸惑う私。だから、「なになど」と入力して、うまく「何等」が出るように持っていかなくてはならない。面倒なのです。

 

こんなことになるのは私の環境だからでしょうね。「何等」なんか普通に変換で出てくるでしょ、って人が大半なのかも。しかしまあとにかく、私の場合はそういうことなんです。

 

おっと「何等」の話で横道に逸れました。この横道の中で「何等」を入力するのも「なになど」からのややこしい変換が続きまして、ただの横道ではなくえらい手間のかかる横道だったことをお伝えしておきます。

 

初心者向けシンプルコーデとされる着こなしをしたからといって、その人が初心者とは限らないということです。

同様に「上級者の着こなし教えます」といったサイトの着こなしを真似たからといって、上級者になれるはずもないのですね。そのサイトの着こなしについてアイテム選びの理由や組み合わせる意図を理解したというならば、その部分だけは上級者レベルかもしれません。しかし、他の着こなしになると説明できないのでは、これは全く上級者と呼ぶに値しない、というか中級者レベルでもないことになりますね。

さらに着こなしを説明し得たとしても、それが一般的にオシャレだという評価とならないのならば、中級者にはなれても上級者にはまだまだという評価に留まります。

 

長々と書いてきましたが、これはあくまで考え方の一例。上記の記事内で語られている説に基づく初心者、上級者の判断にすぎません。他に明確・正確な考え方があるかもしれませんが、とりあえず今の所はこの基準に照らした初心者や上級者の捉え方も使えるんじゃないかなと思います。

 

人に説明できるレベルにあるからこそ、そしてそのほとんどが正解だからこそ、得られた自信から生まれた余裕が、他人からみてオシャレだと思わせる空気感を作り出すのだということでしょうか。

そのレベルだから、着こなしのアイデアにしても初心者より鋭い感性を伴ったものになるでしょうし、洋服の選び方や組み合わせが出鱈目でなく説得力のあるものになるでしょう。だから上級者なのです、ということになりますかね。

 

初心者と上級者の違い、それは単なる外見では判断できないということであり、その人の内面にしか存在しないということなのです。

 

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