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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

魂のブーツそれがドクターマーチン(Dr.Martens) 〜 オシャレな革靴を始めよう

服は揃った、次は靴。そう、オシャレな靴が欲しくなる時期、ブーツや革靴がちょっぴり気になる時期が誰にでも訪れます。

 

そんな時心強い味方になってくれるのが、ご存知ドクターマーチン(Dr.Martens)。わかりやすく、馴染みやすく、とっつきやすく、オシャレ入門みたいな安心感を備えるドクターマーチン(Dr.Martens)。

pic via rakuten

数多あるブランドの中からアレヤコレヤと迷い悩むこともなく、スパッと解決、貴方のおしゃれをお手伝い。足元ならドクター、とりあえずドクター、半世紀以上の歴史が裏付ける確かなオシャレ、ドクターマーチン(Dr.Martens)は今日も誰かが履いている。

 

取っ付きやすいドクターマーチン(Dr.Martens)

pic via ebay

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)って覚えやすいですよね。人の名前みたいだし、ドクターすなわちお医者さん、耳馴染みのある言葉だけに、親しみやすそうな印象があります。

見かけも半透明の特徴的なソール。この分厚いソールも一度見たら忘れない。さらに黄色のステッチも同様にドクターマーチンを印象深いものにしています。

 

革靴に慣れた人ならともかく初めて革靴を買う時って、どれを見てもビジネスシューズに思えちゃったり、堅苦しくて抵抗を感じてしまったり。どこがどうオシャレなのかイマイチ実感できなかったり。

そこでドクターマーチン(Dr.Martens)。地味な仕事用になんか絶対見えないソールとステッチが、不慣れな革靴への抵抗を軽減してくれ、馴染みやすさを醸し出します。しかしアッパーはしっかり革靴であり、ブーツであり、スニーカーとは違うワンランク上のオシャレへと導いてくれる感アリアリ。

 

それは、この買い物間違い無い、という自信を与えてくれます。まずは革靴の最初の一歩であり、自分のファッションのステップアップに向けて正しい方向に進んでいるという安心感があります。

だからこそ人気があるのでしょうね。

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)の歴史

覚えやすい名前、印象的なロゴ、一目でドクターマーチンだとわかる外観。

 

そんなドクターマーチン(Dr.Martens)は、ドイツの医師クラウス・マーチンが開発した靴が原型。今はイギリスのブランドとして知られていますが、始まりはドイツからなのですね。その靴の特徴は今に受け継がれる優れたクッション性能であり、快適さがウケて事業は拡大、やがてイギリスのR.グリッグス・グループ社がイギリスでの展開を始めます。

 

1960年4月1日にドクターマーチン最初の8ホールブーツが発表されました。その記念すべきデビューの日にちなんだ「1460」が今でも使われている8ホールブーツの型番であり、ドクターマーチンを象徴する大定番のブーツなのです。

ここから始まるドクターマーチン 1460

pic via global.rakuten

 

デビュー当時のカラーはブラックと並ぶドクターマーチンの定番カラーであるチェリーレッドに彩られ、労働者向けのワークブーツとして人気となります。その後、スキンヘッズやちょっと悪めのギャングスタイルに取り入れられたりして、次第にファッションアイテムとしての顔を持ち始めます。

 

ドクターマーチンとThe Clash

pic via giantbaby

そしてドクターマーチンが広くカッコイイファッションアイテムとして知れ渡ることになるのが、多くのミュージシャンによる支持と愛用。

 

60年代にはビートルズローリングストーンズ、ザ・フー、70年代になるとクイーンといった超有名ミュージシャンが着用し、そしてパンクロックというジャンルが出てきたのもこの頃。セックス・ピストルズ、クラッシュの面々がドクターマーチンを履いて登場し、さらに多くのPUNKな奴らがドクターマーチン(Dr.Martens)を愛用することにより、パンクロックスタイルに欠かせないアイテムとしての地位を得ることに。その後もオアシスやブラー、そしてスウェードといった人気UKアーティストがドクターマーチン(Dr.Martens)を着用し、音楽とドクターマーチンの結びつきはますます深いものとなっていますね。

 

The Whoピート・タウンゼントとドクターマーチン

pic via buzzfeed

 

こうした流れで、ミュージック、サブカルチャーカウンターカルチャー、反抗の精神を継承するスタイルの証として世界中の人々の注目を集めることになるドクターマーチン(Dr.Martens)。

そのロックな風貌が、ミュージシャンやストリートカルチャーの中で支持を集めた大きな要因となっているのは間違いないところでしょう。そして最近では、デザインや履き心地の良さから小粋なファッション実現アイテムとして一般大衆に受け入れられるようになりました。

 

ところでドクターマーチン(Dr.Martens)らしさってどこにあるのですか

ドクターマーチン(Dr.Martens)がドクターマーチン(Dr.Martens)としてここまで人気がある理由、それは特徴的なソールにあるのです。ドクターマーチン(Dr.Martens)のソールはバウンシングソールと呼ばれる「足が弾む感覚」な歩きやすいもの。ソール内のいくつもの小さく仕切られた空間に空気を封入。この空気がクッションとなり、歩行時の衝撃をスムーズに吸収。Air Wairとも名付けられたこのソールは、さらにグリップも申し分なく、クッション性能と合わせて、疲れにくい楽々歩行が実現します。

 

尚、サイトによっては「ハウジングソール」との誤記もみられますね。これは「バウンシング」ではなく「バウシング」と表記しているサイトが多数あり、それを見た人が耳慣れない「バウシング」よりも馴染みのある「ハウジング」と読んでしまった結果なのでしょう。住まいのソールではなく、弾むようなソールですので、バウンシングよろしく。それと、このソール、優秀なので他社メーカーにも提供されているのだとか。

 

製法はグッドイヤーウェルト製法を進化させた、独自の加熱圧着による機械式ウェルト製法によるもので、ソールの張り替えは行なっていないようですね。

ネット上ではグッドイヤーウェルト製法だからソール交換可能だとかいう情報もありますが、国内唯一ソールの張り替えを行っていたショップが今年でドクターマーチンの修理を終了するらしいので、そうなるとソールがダメになったら新しく買い替えるしかなさそうです。

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)のモデルをいくつか

 ドクターマーチン(Dr.Martens)の種類はたくさんありますが、代表的モデルをいくつか挙げておきましょう。

まずは先ほども登場した8ホールブーツの1460。ドクターマーチン(Dr.Martens)の代表選手。オシャレなブーツの代名詞とも言える優れたデザインとカッコよさで安定した人気を誇ります。

8ホールなので8つのアイレット(紐穴)があるモデルであり、適度な高さであなたのブーツライフを好サポート。

ドクターマーチン永遠の定番 1460

pic via global.rakuten

 

続いて短靴モデルの1461。アイホールが3つなので3ホールタイプと称され、ポストマンシューズという呼び方でも名の知れた、こちらもドクターマーチンの看板モデル。1460ブーツの翌年1961年4月1日デビューからつけられた1461。オシャレな革靴で自己のファッションを格上げしたいと思うなら、これを選べば間違いなし。

 

ドクターマーチンファッションの門戸を開く1461

pic via zappos

 

最初に選ぶドクターマーチン(Dr.Martens)は、ブーツなら1460、革靴なら1461にしておけばいいでしょう。そしてもっとドクターマーチン(Dr.Martens)を愛用したくなれば他のモデルを開拓していくのです。

 

 

そしてもう一つ、10ホールタイプのブーツが1490。いきなり10ホールはハードル高いかもですが、こちらも定番モデルとして活躍中。

 

大丈夫、君なら履ける、10ホール  by1490

pic via rakuten

 

「DM’S LITE シリーズ」

2016年9月、1460や1461などを進化させたシリーズが登場しています。それがDM’S LITE。3分の1の軽量化とハイテクソールによる新しい履き心地。今後こちらのタイプが主力となっていくのでしょうか、注目です。

軽い、柔らかい、履きやすい 3拍子揃った革新モデル DM’s LITE

pic via rakuten

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)を迷うあなたへ

ドクターマーチン(Dr.Martens)ってダサい?カッコイイ?っていう疑問がみなさんの中にもあるのかもしれません。あまりに広く知れ渡り人気となったアイテムって、どれもそうですがポジティブな意見だけでなくネガティブな批評もつきまとうものですよね。

 

履いてる人が多いから特別オシャレじゃないイコールダサいとか、イケてない誰かが履いてるからダサくなったとか言われたりするドクターマーチン(Dr.Martens)。しかし、ドクターマーチン(Dr.Martens)自体のカッコ良さは変わりません。

 

これについて、ネットでこんな記事を見つけました。

なぜ、ドクターマーチンがダサいと言われなければならないのか? - オモロク

 

この中の

ただダサいと言う奴らではなく「ダサいかもしれないけど好きだから履く」という人間の言葉を信用すべきでしょう。

 という部分、いい言葉ですねえ。

 

そうです、ダサいカッコいいって話は永遠に繰り返されるものです。それを気にするのは無駄ですし、それよりも好きなものをカッコよく着こなすことに注力したい。

 

そんな前向きなスタンスで向き合うには打って付けなのが我らがドクターマーチン(Dr.Martens)。もしあなたがドクターマーチン(Dr.Martens)を履きたいと思ったならば、それが立派な手に入れる理由となり、脇目も振らず店舗に向かえばよろしいのです。

 

着こなしは後からついてきます。まずは履くことから始めたい。今の服装をマーチンライクに寄せるのがドクターマーチン(Dr.Martens)の得意技。どんな服装にも合うとはそういうことです。オシャレさんもオタクさんもみんなハッピー、魂のブーツ、それがドクターマーチン(Dr.Martens)なのです。

 

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)の着こなし

頑丈な作りで雨にも強く、さらにデザイン性の高さでガンガン履きたいドクターマーチン(Dr.Martens)の着こなしはどんなのかな?っていうコーナーに移りましょう。

 

世界中に溢れるドクターマーチン(Dr.Martens)ユーザー、その着こなしも溢れるほど存在します。さらに半世紀以上の年月の中でその時代の流行り廃り、労働者・パンクス・ストリート・ファッショニスタそれぞれの立場での着こなしもあり、正解不正解にこだわるなんて野暮ったいことは考えず好きに履けばよろしいでしょう。

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)の着こなし その1

pic via pinterest

夏らしくシンプルなTシャツコーデを。

 

まずTシャツ姿をサマに見せるには、こちらのように袖が短いタイプのものを選ぶのがオススメ。

一般的なTシャツはもう少し袖が長く、袖幅も余裕がありますが、そうなると普通っぽくて平凡な印象。それが悪くはないですが、あくまでサマに見せたいなら袖幅と長さに気を配りましょう。なので、袖のロールアップも効果アリ。

 

タイト目なブラックデニムにドクターマーチン(Dr.Martens)は鉄板中の鉄板。夏でも冬でもブーツです。”足元を引き締める”というフレーズ、コーデ作りのこちらも鉄板フレーズですが、ドクターマーチン(Dr.Martens)なら簡単に引き締められます。だから便利、お手軽、使いやすい。

 

夏に革靴しかもブーツは暑苦しいという意見も多数あり、もちろん日本の高温多湿な環境での夏ブーツはなかなかに難しいコーデとなるものの、ここではドクターマーチン効果を実感していただくためのコーデ見本として参考にしていただきたい。

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)の着こなし その2

pic via pinterest

春、秋の心地よい季節には軽く羽織ったカーディガンで表情をつけ、さりげなくブーツインがオシャレ・・・なんですか?

 

よくわかりませんが、ベージュ、ブルー、オリーブにブラウンのドクターマーチンと多彩な色使いコーデ。そう、こちら色が使えない人のためのお手本となるコーデ。黒ばかり、白ばかり?とにかくモノトーンコーデ一辺倒から脱却したいなら、こちらのコーデを真似して組めば間違いなし。

 

まずグリーン系統とブラウンは間違いなく合います。そして本当はネイビーがぴったしではあるものの、薄めのインディゴブルーでもグリーンとブラウンには違和感なく組み合わせ可能。この3色はトップス、ボトムス、シューズのどこにどの色を持ってきても大丈夫。脱黒コーデするなら覚えておきたい色使いなのです。

 

さらにベージュのカーディガンを羽織ってさらに色数増やしてますが、どれもがアースカラー、ベーシックカラーと呼ばれる色になるので、色同士の主張がぶつかることなく収まってくれるのですね。

 

ベルトとブーツをブラウンで統一って、昔のコーディネート指南でよくあるベルトと靴とカバンの色を合わせるテクみたいですが、今でも有用なのでしょうか。

 

とにかくカーゴパンツにももちろんいけるドクターマーチン(Dr.Martens)でした。

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)の着こなし その3

pic via pinterest

黒スキニーにポストマンすなわち3ホール、3EYEと呼ばれるアイレット3つの短靴バージョン。使いやすいドクターマーチン(Dr.Martens)として再注目されているオシャレなシューズ。

 

ブーツと同じくスキニーとの相性抜群。レザージャケットにもストールにもハットにもマッチします。

 

こちら上の着こなしと違って、黒とグレーの2色でまとめたシンプルコーデ。シンプルと言いながらハットもストールも使ってオシャレに見られたい感満載ですが、それでも黒とグレーというベーシックでシックな色使いが見た目シンプルにしてくれているのです。黒と白だけでなく、黒とグレーでまとめるのも良いものですね。

 

で、こちらのコーデは素足にドクターマーチン。素足に革靴は今や普通に見かけるファッションスタイルとなってまいりましたが、一般的なドレスシューズとドクターマーチンではどこか見え方が異なりますね。

 

革靴を素足で履く目的は抜け感。フォーマルなものを親しみやすくが目的。ならばドレスシューズには使える手法、しかしドクターマーチンとなると少し疑問符が。

そうドクターマーチン(Dr.Martens)はドレスシューズではなく、あくまでワークブーツ。革靴として使えると言っていますが、そのような使い方も可能というだけで、全てがドレスシューズと同様であるかというと、もちろんそんなことはなく。

 

なので元々カジュアル要素が含まれている ドクターマーチン(Dr.Martens)に、さらに意図的なカジュアルさを足してしまうと、どこか落ち着かない雰囲気にもなります。

こちらのコーデについてはそれほどおかしくないですが、WEARなどで見られるカジュアル寄りコーデに素足マーチンの組み合わせは結構違和感アリアリですね。

 

なので3ホールタイプの1461 ドクターマーチン(Dr.Martens)を履くならば、素直に靴下見せの方がコーデとしては落ち着きやすいです。そして何故か派手な靴下でもうまくハマってくれるのがドクターマーチンのいいところ。

 

逆に素足マーチンに挑戦するならば、テーラードジャケットタイプのアウターを使うなどドレス要素を他で使ってやると、全体に見た目整いやすいです。

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)の着こなし その4 

pic via pinterest

 夏のマーチンよろしく。

 

Tシャツの袖はロールアップ。膝上短パン、ていうか海パン? そしてこちらも素足マーチン。

泊まりで海の宿にでも来てるのでしょうか。ちょっとお出かけ。飾らないスタイル。

  

ドクターマーチン(Dr.Martens)だけが浮いて見えなくもない、そんなサマースタイル。

Tシャツ短パンのドカジュアル にさらに裸足でマーチンって、上で言ってたのと全然違うやんけスタイル。

 

でも、あまりにカジュアルすぎるのでそれをマーチンで引き締めましたと言えなくもないスタイル。つまりどうとでも言えるスタイル。

 

そう、ファッションなんて所詮言ったもん勝ちよ、って誰かが言った。

 

夏は暑い、だから完璧なオシャレなんて無理無理。

ドクターマーチンが好きなら好きなように楽しむがよい。

 

ドクターマーチン(Dr.Martens)の着こなし その5

pic via pinterest

 そして打って変わって冬のマーチン。

なんだかハットに巻物でゴージャスていうかなんていうか。

 

ドレスなトップス、ジーパンで普段着スタイルのボトムス。ここでスニーカーを合わせてももちろん良いのですが、ここではドクターマーチン(Dr.Martens)でピシイィッと引き締める。

ちょっと気取ったスタイルにオススメマーチン。

 

そして注目は黄色の靴下。先ほども書きましたが、ドクターマーチン(Dr.Martens)には何故か派手な色の靴下が違和感なく溶け込むんです。そして黄色なので、マーチンのイエローステッチともリンクさせているという、流石のコーデですね。

 

フォーマル的な部分とカジュアル的な部分を併せ持つドクターマーチン(Dr.Martens)。そんなハイブリッドシューズを皆さんそれぞれのアイデアで履きこなしていただきたいものです。

 

:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:-・:+:

 

リーバイス、ナイキ、アディダス、そんな超有名ブランドと同じぐらい名前は一般にも浸透しているであろうドクターマーチン(Dr.Martens)。半透明のソールにイエローステッチを擁した姿は今も変わらぬ輝きを放つ。

 

そんなマーチン、しかし知ってる人も多いけど履いたことない人も多い。もしかして食わず嫌い?今更マーチン?どんな顔して履けばいい?

 

嗚呼、ドクターマーチン(Dr.Martens)。

何も恐れることはない、ただマーチンに身を任せていればいい。そう、あなたは履くだけでいいのです。オシャレへの階段はマーチンが導いてくれる。

だからこそ、

迷ったらマーチン、燃え上がれマーチン、突き抜けろマーチン

今こそオシャレな革靴を始める時。

ドクターマーチン(Dr.Martens)で歩む未来は希望に満ちている。

 

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