秋冬の定番素材 ツイード(Tweed)
世の中ツイード(Tweed)に出会う人と出会わない人に分けられる、というほど大げさなものじゃないですが、ツイード(Tweed)の魅力を知っておくとオシャレにも幅が出るというものです。実際に着るか着ないかは別として、服装に対する意識も変わってくることでしょう。
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ツイード(Tweed)というと、どこか畏まったような、古めかしいような、年配の人が着るものといったイメージがあるでしょうか。それはトラッドなスタイルの生地であり、トレンドを取り入れたファッションとは異なるポジションにあるのでそのように感じるのかもしれませんね。
しかし、実際着てみると意外と合わせやすいと感じるのじゃないでしょうか。クラシカルなものとカジュアルスポーティなものとのミックスしたスタイルや、伝統的な天然素材と最新機能素材を融合した着こなしも、これまた乙なもの。
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昔からのクラシックな素材であり、ザラザラしてかたくて頑丈。厚手でざっくりとしていて、保温性があり、秋冬の定番として長く親しまれているなど、興味深い素材ではありますね。
ハリス・ツイード(Harris Tweed)のコラボが多い
ということで今、ツイード(Tweed)が密かにその需要を伸ばしている気配なのですが、その中でも特に、何だかハリス・ツイードという名前を目にすることが多くなったような気がします。
ハリス・ツイードはツイード(Tweed)の中でも特に有名なのですが、どうやら様々なブランドとコラボしているようなのですね。それだけ多くのブランドがツイード(Tweed)というものに着目しているからだと思うのですが、どういった理由からなのでしょうかね。
しかも服に限らず、バッグやスリッパなど様々な製品でハリス・ツイード(Harris Tweed)の生地を用いたものが登場しています。
なんと、ハリス・ツイード(Harris Tweed)の生地とタグを買ってハンドメイドも出来るようです
まあとにかく、ハリス・ツイードコラボ製品が色々な分野で登場しているので、市場にはハリス・ツイードの名前が溢れているといった状況になっているみたいです。
このハリス・ツイードの他には、ドニゴール・ツイード、チェヴィオット・ツイード、シェットランド・ツイードなど他にも多くの種類があるようですね。
ツイード(Tweed)の着こなし
では、そんなツイード(Tweed)をどのように着るかについて考えてみましょう。
トラッド色の強いツイード(Tweed)だけに、ジャケパンスタイルやスーツスタイルといった形で着こなすイメージがあるかもしれませんが、それでは当たり前過ぎて前述したような「畏まった」「年配の人みたい」といった形に陥る可能性が大きいです。
なので、デニムやパーカなどカジュアルアイテムを用いてドレスダウンといった着こなし方をとるのがベターでしょう。
ツイード(Tweed)の着こなし その1
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グレーのジャケットを、ブラウンのチノパンとインナーに白カットソーというラフなアイテムで合わせたスタイルです。
それだけだと少しぼやけた印象になるところを、ネイビーのカーディガンにキャップ、そして同じくネイビーっぽい色合いのキャンバスブーツによって引き締めた着こなしとなっていますね。
このクラシカルなジャケット単体を見れば、とてもこのスナップにあるようなチノパンや白カットソーなどと合わせようとは思わないかもしれません。
しかし実際にコーディネートしてみると、意外とこのようにすんなり収まる場合があります。
もちろん物によって合う合わないがありますし、それは微妙な部分での差異によることも。同じ茶色のチノパンだからといって、同じように決まるとは限りません。
例えばこの写真のものよりも細いストレートなチノパンだと、逆にバランスが悪く感じたりすることもあるのですね。
この着こなしの場合は、ジャストなトラッドスタイルのジャケットをルーズなパンツで外すところにスタイリングの鍵があるのじゃないかと。
キッチリしたアイテムと、ラフなアイテムのミックスによって成り立つコーディネートですね。
ツイード(Tweed)の着こなし その2
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初めてツイード(Tweed)に触れる場合、ジャケットよりもコートの方が取り入れやすいかもしれません。コートならばその広い面積でコーデを覆うことにより、場を仕切ってくれるからです(言い方が変ですが、他に適当な言い方が思いつかなかったもので)。
そのコートのツイード(Tweed)気分に浸りながら適当に合わせるものを選ぶというところでしょうか。適当と言っても本当に適当にしてしまうのは考えものですが。
カラブロ2でも何度か書いていますが、ロングコートに合わせるのに間違いないのは黒の細身のパンツです。それに黒の靴というのが基本になりますが、このコーデのように革靴でもちろんOKです。
グレーのコートに黒のパンツ、インナーにもグレーっぽいカットソーということでモノトーンの着こなしの完成です。シルバーのアクセサリーも良いポイントになっていますね。シンプルながらカッコいい仕上がりになっています。
ツイード(Tweed)の着こなし その3
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ツイード(Tweed)コートのコーデをもう一つ。
ベージュのヘリンボーン柄のおかげで、ツイード(Tweed)らしさがより感じられますね。
ツイード(Tweed)らしいということはつまり、よりトラッド色が強いということであり、こういうコートにはジャケパンスタイルで合わせるのが無難なような気になるものです。
しかし実際にそうすると多分、無難よりも地味っぽいイメージが、そしてなんとなく野暮ったいイメージになってしまうかもです。
やはりここはカジュアルアイテムで、トラッドとカジュアルをミックスしたスタイルを作るのがよいでしょう。
こちらのコーデでは、細身の黒パンツに、黒っぽいインナーとスニーカーを使っています。靴は革靴でもいいかもしれませんが、とにかくカジュアルなアイテムでドレスダウンすることを優先して考えたいもの。まずはスニーカーを用いて、コーデを作ってしまいましょう。
そしてその後、革靴に変えてみて問題ないならそれで良いですし、もしちょっとキッチリした雰囲気が強いと感じるならば、インナーをシンプルなロゴ入りのものにするなどいろいろ試してみて、納得できるコーデを見つけていきましょう。
このコーデの場合はハットを取り去るのも方法の一つですね。
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今回ツイード(Tweed)について取り上げてみました。秋冬の素材を語るには外せない素材であり、味わい深いものではあります。
ただ、自分に似合うかどうかわからないから不安になる素材でもありますよね。そんな場合は古着屋さんに行って見てはどうでしょうか?安い値段で試してみることもできますし、ツイード(Tweed)のくたびれた味わいを実際に感じられるかもしれませんよ。
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