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カラーとデザインからファッションまで、ちょっとした気づき

インサイドアウトな服作り

インサイドアウト、それは内側を外に出す。

要は裏返し。

 

今、トレンドはインサイドアウトなんです。

 

服の裏側って、縫い目のボコっとしたのや、ワッペン取り付けたところのなんか糸かなんかわやわやってあるのとか、ザラザラというか手触りが違うのとか。表に出すのとは違う面であるというのは、一目見てわかりますよね。

 

それをわざと表に出したようなデザインをインサイドアウトというんでしょうね。やたらその言い方を聞く今日この頃。インサイドアウトが行き詰まったデザインの打開策として持て囃される時代が来るのでしょうか。

 

インサイドアウトリバーシブルはどう違うのか。同じ裏返しじゃないの?って疑問に思う人を今まで見たことはありませんが。リバーシブルはあくまで両面をA面みたいな。両方とも表としての体裁を整えたと言いますか。

 

でもインサイドアウトは裏側は裏側。しかし裏側といっても、ちゃんと表に出せるようにそこは整えられての裏側。となると結局表としての裏側でしょみたいな。

 

インサイドアウト柄というのも出てきたようで。これは内側のように見せかけたデザインで、本物のインサイドアウトとは似て非なるものなのでしょうか。そこまでインサイドアウトにこだわる必要もないのですが。

 

インサイドアウトには軽く言い訳的な要素を入れられる。ちょっと変でも「インサイドアウトなデザインなので」で通るわけ。なぜなら服の内側の見かけなんて誰も気にしてませんからね。理想の裏側なんてないわけで、だから、わざと裏返しにした感じなんです、と言えば、それで納得するみたいな。

 

インサイドアウトなのかインサイドアウトライクなデザインなのか、インサイドアウトがもっと広まると当然服作りにもインサイドアウトの捉え方が作り手によって異なります。

 

少し興味深いインサイドアウト。それがリバーシブルタイプのアウターにも刺激を与えそうな予感。単に裏返しても着れますよ、ではなく、もっと裏返したくなるような、積極的な裏見せという考えがどういう形で登場するでしょうか。

 

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