2017年から2018年にかけての秋冬AWシーズンがもうすぐですね。今年後半のトレンドカラー、注目したいのがベージュや茶色っぽいカラーなんです。
ベージュといっても近頃は濃いベージュに薄いベージュと様々な色合いがあり、ベージュ系という表現がなされることも増えてきました。ベージュ=肌色というイメージはもう通用しなくなってますね。それと同様、茶系カラーも赤色っぽいものから黄色っぽいものまで種類は沢山。一頃の”茶色ってどこか地味”といったようなネガティブライクなイメージもやはり適さなくなってきているようです。
シンプルセーターとスリムなチノの上にさりげなくスエードジャケットを
pic via theidleman
そんなベージュ、ブラウン、そしてこちらも定番キャメルカラーがこの秋冬のトレンドとなりそうなのですが、もう一つ注目したい色が「テラコッタ」。
テラコッタとは、茶色がかったオレンジ色、もしくはレンガのような色と言えばいいでしょうか。イタリア語でテラは土、コッタは焼いたという意味。そこからきたのでしょうテラコッタ色。レディースファッションではこの夏あたりから要チェックとされていますが、いよいよメンズファッションの世界でも一つ試してみようかという空気が生まれているみたい。
オレンジ、レンガというキーワードからイメージされるように赤系統の色合いとなるテラコッタ。メンズファッションの中では赤とかオレンジはどうしても使いやすいとは言えないイメージがあり、また着る人を選ぶイメージも。確かにベージュやブラウンのアウターは珍しくありませんが、テラコッタのアウターをいきなり着るのはかなり勇気がいりますね。だから初めはニットやカットソーなどからトライしてみてはどうでしょう。インナーで差し色としての使用も気が利いていて良いものでしょう。
あなたのテラコッタはどこに?
pic via slideshare
と、テラコッタの説明が長くなりましたが、テラコッタが特に注目というわけではなく、あくまでベージュとブラウングループの中の一色という位置付けなんですよ。そのベージュも様々、ブラウンも様々な色合いがある中で、関わってくるのがカーキにオリーブであり、さらにそこからのイエロー、グリーンという流れに。
ブラウンとイエローとグリーン、物によっては判別が難しい色合いものものも見られます。ブルーグレイなどと同様、曖昧な色合いのものが好まれる季節。何色かわからん、ってのがちょっとイイ。
黒、白、ネイビー、グレーといったメンズファッション定番色にそろそろ飽きちゃったあなた。しかし、だからといって他に何色を選べば良いんだとお嘆きのあなた。
大体黒紺グレーしか売ってないじゃないかと憤りのあなた。
今年はやってくれますよ、多分。各方面でベージュやイエローライクなカラーがどんどんホイホイ。コレクションルックやカタログなどを見てもベージュ系の色がどことなく目立つ印象があり、ブランドによっては茶系推しな姿勢を前面に打ち出しているところも。
で、今回は色と同時に素材にも注目したい。というのもベージュ、ブラウンが映える秋冬素材コーデュロイとスエードが、今年のFWシーズンのトレンドとなっているのです。だからこそ色と素材で存分にこれからの季節が楽しめる、なんて素敵なシーズン到来。あ、素材でいえば、他にはベロアとベルベットも兆しありということで、今年のFALL/WINTERシーズンは一味違う装いが街を彩ることになりそうですね。
茶色のスカーフ、コーデュロイパンツ、さらにジャケット・グローブと、トレンドをしっかり抑えてセーターの赤を利かせた、まさに秋本番の出で立ち
pic via outfittrends
また、コーデュロイにしろスエードにしろ新しい感覚の機能が加えられた素材にも期待したいところ。洗えるスエードを使ったあまり見たことのないカットソーライクなアイテムなども登場しています。
瞬時に情報が行き渡る現在では、見た目やデザイン、そして着こなしなどはすぐにコピーされ陳腐化となってしまいますが、素材の開発となるとそうはいきません。アイデア自体はともかく具体化となると話は別。だからこそ素材で勝負なアイテムが増えてきて、それは即ち便利さ、快適さにつながるもの。より扱いやすく、より着心地がよく、そんなアイテムが今後さらに増えそう。
そしてそういった新しい素材がまた新しいデザインのきっかけとなり、それをどのようにオシャレに持っていくかが楽しいところでもあるのですが、話がどうも逸れてきたみたいです。
ということで、この2017-2018秋冬シーズン流行色であるベージュ系ブラウン系カラー、そしてコーデュロイやスエードといったウォーミーな素材を軸とした秋冬物のアイテム選びを、これからのお買い物のバリエーションに加えていただくといいんじゃないかな、と。色と素材で新しいオシャレ発見、期待しています。
それでは、また。
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