YAECA(ヤエカ)というと、シンプルでナチュラルというキーワードが思い浮かびます。緩やかでふんわりとしたイメージ。自然体でオーガニックな?イメージ。ベージュとか柔らかい色合いで、ユルめなデザインで、地球に人に優しいみたいな。
無印良品のようなイメージ。
肩肘張らない、ぽっぽっぽ・・・なイメージ。
青空とそよ風と朝食。朝食といっても飯に味噌汁じゃない、あくまでもトーストにコーヒー。それも白いカップに適度に注がれたコーヒー。
適度な、和風でもないけど洋風でもないみたいな、キャッチーで妙にお洒落で敷居が高い。
敷居が高いとはどういことか。
シンプルで、ブランドとしての世界観を持っている。
YAECA(ヤエカ)という独自の雰囲気が感じられ、どことなくオシャレなんだなとわかる。しかし「ここがこうオシャレ」だとハッキリ言えない。プロなら言えるかもしれないが、我々一般素人では雰囲気を感じるだけで客観的な表現は適わぬ。
このブランドの魅力は私が感じている以上にあるはず、私よりもオシャレな人はもっとわかってて、私の知らない観点からこのブランドのアイテムを捉えて着こなしているような気がする。
そんな想いがなんとなく敷居が高いという言い方になってくる。
でも敷居が高いから買うのを着るのを躊躇うというものではない。逆に気軽に着れそうだし、実際ここのブランドはよく売れているようだ。てか、今来てるブランドナンバー1ぐらいになっているのじゃないか、と。
YAECA定番コンフォートシャツ
pic via twelve
つまりファッション素人も、服に興味を持ち始めた人も、ちょっといい服が欲しいと思った時に入りやすいのだと思う。ただ値段はちょっと高いが。うん、YAECA(ヤエカ)のようなブランドって、その見た目の通りに手頃な価格で展開しているところもあれば、えっ!?てなるぐらいな価格帯なところもある。
シンプルなシャツが2万越えるって、モード系とかドレスシャツでこだわりを見せているところならともかく、シンプルカジュアルなブランドでそれはどうなの?って思う。
YAECA(ヤエカ)の場合は代表的なアイテム、コンフォートシャツが2万越え。半袖バージョンで18000円を越す価格。それが定番なんだからやっぱり強気の価格帯ですね。
それはしかし、素材とか製法とかに並々ならぬこだわりがあるのでしょう。究極のベーシックという表現がこのブランドを表す言葉でもあるらしいですが、ベーシックでありスタンダードなものをどういう風に極めるのか、想像にお任せしたい。
写真からでも良さが伝わる
pic via diverse
長く永遠に着用できるスタンダード、何年も着続けられる服を。だからこそ強靭な服を長持ちする服をどの時代にも使える服をということでしょうか。だから高くても元が取れるということでしょうか。しかし毎年細かいところでマイナーチェンジを繰り返し時代のニーズに合わせているとなれば、いくら大枚叩いて買ってもやっぱり時代遅れみたいなものになっていくのじゃないかという疑問も無きにしも非ずですが、それと新しい服とかやっぱり気になりますし、何年も着る服とともに買い足しもするでしょうし、そうなればYAECA(ヤエカ)を着るということはそれなりの出費を覚悟して付き合っていかなければならない。
そう、YAECA(ヤエカ)を買うならとことんYAECA(ヤエカ)と付き合う気持ちで買っていただきたい。2万を越えるシンプルなカジュアルシャツをただ1枚買ったとて、YAECA(ヤエカ)のスタイルを享受できるとはとても思えない。パンツも揃えなくちゃいけないし、またこれもYAECA(ヤエカ)の定番と言われるフードシャツは、シャツなのに28000を越すという、スペシャル価格で出ています。
定番フードシャツもじわじわ来るアイテム
pic via ciacura
でも、多分ハマる人はハマるでしょう。それは予想できる。今、私はそれを想像できる。何故なら多分オリジナリティがあるからでしょう。
いや実際どれぐらいのオリジナリティがあるかどうかはわからないが、しかし『素材、クオリティ、シンプルだけどこだわり、ベーシック、流行に左右されない、そして他とは違う』といったある意味ありきたりな表現の羅列で紹介されるブランドって他者との強烈な違いを見せてくれなければあえてそれを買う気持ちにはなりにくいものなんですが、このYAECA(ヤエカ)に関しては「あえて買ってみよう」という気になるんです。
オリジナリティを感じるからこそ、このブランドだから味わえるものがあるだろうという期待感があり、それを試してみたいという強い欲求が発生するのですね。YAECA(ヤエカ)の服にはそれがあるような気がします。
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YAECA(ヤエカ)の魅力はアイテム一つで感じられるでしょう。しかしその先にはシンプルさとベーシックさにカモフラージュされたブランド独自の世界が広がっていることでしょう。
そのYAECA(ヤエカ)本来の魅力がわかるのは、このブランドにとことん付き合う気概を持った人たちだけなのです。
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